3団体統一戦でサンダースは8回終了TKO負け

　ボクシングの世界スーパーミドル級3団体王座統一戦12回戦が8日（日本時間9日）、米テキサス州アーリントンのAT＆Tスタジアムで行われ、カネロことWBAスーパー＆WBC王者サウル・アルバレス（メキシコ）がWBO王者ビリー・ジョー・サンダース（英国）に8回終了TKO勝ちした。敗れたサンダースが右目を治療する痛々しい場面もあったが、英メディアは「眼窩周辺に『複数の骨折』を負った」と報道している。

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　カネロとの一戦で大きなダメージを受けたようだ。右アッパーを顔面に食らうなどしたサンダース。8回終了TKO負けとなったが、右目の下には傷が入っているようだった。痛々しい治療の写真も、海外メディアに公開されていた。

　英衛星放送「スカイスポーツ」は、「ビリー・ジョー・サンダースは、サウル・“カネロ”・アルバレスとの世界タイトル戦で眼窩骨折したとプロモーターのエディー・ハーンが言及」との見出しで記事を掲載。サンダースのダメージを伝えている。

　記事では「ビリー・ジョー・サンダースは、サウル・“カネロ”・アルバレス戦でTKO負けした際、眼窩周辺に『複数の骨折』を負い、手術するとエディー・ハーンが語った」と記載。英興行大手・マッチルーム社で社長を務めるエディー・ハーン氏の証言を伝えている。

　同メディアによると、サンダースは試合後に救急車で米ダラスの病院へ搬送され、現地時間9日に「手術を受ける予定」だという。「ハーンは試合後、サンダースが負傷後に陣営から試合続行を止められたことを明かしていた」などとも伝えている。サンダースはプロ初黒星。一方のカネロはわずか2か月半ぶりの試合で3団体統一に成功し、WBAは3度目、WBCは2度目の防衛となった。