プラチナ世代・吉田優利、21歳誕生日に1打差2位猛追 「ただゴルフが上手くなりたい」
女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは17日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で第2日が行われた。2打差の7位で出た吉田優利(エプソン)は7バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーで1打差の2位に首位に浮上。単独首位の高橋彩華(東芝)に1打差の2位につけ、ツアー初優勝へ逆転を狙う。
KKT杯バンテリンレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは17日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で第2日が行われた。2打差の7位で出た吉田優利(エプソン)は7バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーで1打差の2位に首位に浮上。単独首位の高橋彩華(東芝)に1打差の2位につけ、ツアー初優勝へ逆転を狙う。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
吉田が誕生日にバーディーラッシュを見せた。前半で1つ伸ばすと、11番で6メートルのフックラインを入れてバーディー。163ヤードの13番パー3はピン左横1メートル半、14番は残り113ヤードから数センチにベタピン、15番は93ヤードから1メートル強、17番は155ヤードから7アイアンで左奥2メートルにつけていずれも伸ばした。
「今日は後半から比較的ショットが安定した。ミスしても修正が早くできたのがスコアに繋がった。ミスをした後の判断がよかったですね。今シーズンはパットがずっとよかったので、それがかみ合った。プロになってから毎日が早い。自分の誕生日を忘れるくらい充実しています。誕生日にいいプレーができて思い出に残るラウンドでした」
19年11月のプロテストに合格し、古江彩佳(富士通)、安田祐香(NEC)、西村優菜(スターツ)と同じ2000年度生まれの「プラチナ世代」と呼ばれる学年。ルーキーイヤーの昨年、古江と西村は優勝を果たしたが、自身は未勝利だった。21歳の誓いは「ただゴルフが上手くなりたいです。純粋にゴルフが上手くなれたらいいな」と真っすぐだ。
この日は周囲から祝福を受け、同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子(ZOZO)からもプレゼントをもらった。同チームの小祝さくら(ニトリ)は今年6戦2勝。一緒に練習をするメンバーについて、吉田は「さくらさんがどれだけ練習をしているかとか、目の前でわかる。追いつけるように頑張りたいし、桃子さんも効率よく練習して凄く良い環境にいる。それを生かしていきたい」と気を引き締めた。
今年の目標は優勝とシード権獲得。オフはパーオン率を上げるため、第1打の置き所を意識して取り組んだ。初の栄冠までもうすぐそこ。上位は混戦だが「今日までのスコアは置いておく。明日は明日で自分のプレーをしたい。もちろん優勝もしたいし、目の前に優勝が見える位置は楽しいと思うけど、自分の中ではゴルフをうまくなりたい気持ちが強い。明日いいプレーをできるように楽しんでやれたら」と集中した。
(THE ANSWER編集部)