“逆転の当選”リッポン「友を誇りに思う」 “悲運の落選”マイナー称賛に米反響
フィギュアスケートのアダム・リッポン(米国)がツイッターを更新。代表選考を兼ねた全米選手権4位から“逆転”で2月の平昌五輪代表切符を掴んだ28歳は、同2位ながら代表切符を逃した悲運のロス・マイナーに対し、「僕の友がスケートで魅せたものを物凄く誇りに思う」を称賛する投稿を行い、米国で反響を呼んでいる。
全米4位から代表入り、2位で落選マイナーに配慮「今週、友が魅せたものを誇りに思う」
フィギュアスケートのアダム・リッポン(米国)がツイッターを更新。代表選考を兼ねた全米選手権4位から“逆転”で2月の平昌五輪代表切符を掴んだ28歳は、同2位ながら代表切符を逃した悲運のロス・マイナーに対し、「僕の友がスケートで魅せたものを物凄く誇りに思う」を称賛する投稿を行い、米国で反響を呼んでいる。
今回の全米選手権は悲喜こもごものドラマが生まれた。その発端となったのは、難解だった代表選考だ。グランプリ(GP)ファイナルを制し、今大会も2位に40点差をつける圧勝で制した18歳、ネイサン・チェンは順当に選出。しかし、残り2枠は混戦となった。
実績上位だったリッポンとジェイソン・ブラウンがフリーで失速し、総合4位と6位に。表彰台を逃した一方、2位に躍進したのがマイナー。3位には17歳の新鋭、ヴィンセント・ジョウが入った。
代表選考の結果重視ならマイナーとジョウ。実績重視ならリッポン、ブラウンが食い込むことになるが、最終的に選出されたのは今回3位のジョウ、4位のリッポン。ジョウの上昇度とリッポンの実績を評価した形だ。
結果、3枠ある代表選考で代表選考2位の選手が落選するという悲運となった。“逆転”で代表入りを掴む形となったリッポンは代表発表後にツイッターを更新。「この事実について触れておく必要がある」と切り出し、語ったのはメンバーから漏れたロス・マイナーについてだった。