「キャリア最高の状態」 離脱1000日以上の“ガラスの天才”が復活、その秘訣は?
“ガラスの天才”はいかにして再生したのか。その裏には食生活の改善があった。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
アーセナルのウィルシャー、乳製品とグルテンを断ち切る食生活改善で今季怪我なし
サッカーのイングランド1部アーセナルのMFジャック・ウィルシャーは、華麗なテクニックと創造性あふれるプレースタイルから「イングランド最高の才能」との呼び声も高かった。16歳の若さでトップチームデビューを果たしたが、その後は故障に悩まされ続け、プロキャリアにおける離脱期間は合計1000日を超えた。しかし、今季はここまで故障もなくリーグ戦11試合に出場。“ガラスの天才”はいかにして再生したのか。その裏には食生活の改善があった。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
16歳でプロデビューした少年も、元日に26歳となった。故障で全休した2011-12シーズン以降は左足脛の骨折や膝の負傷など、“傷だらけ”のキャリアを送ってきた。しかし、今季はここまで怪我もなく、昨年12月のリーグ第17節のウェストハム戦から6試合連続で先発出場。1月3日に行われた第22節のチェルシーとのロンドンダービー(2-2)では鮮やかなボレー弾を決めている。
「僕は6週間、乳製品を控え、グルテンフリーを続けている。もともと乳製品はたくさん摂らなかったけど、チームのホテルで何回か摂取した時には胃が驚いてしまってね。そこから、完全に断ち切っているんだよ」
ウィルシャーは2011-12シーズン以降、毎年のように故障で離脱。移籍専門サイト「トランスファーマルクト」によれば、26歳の若さにして、負傷による離脱期間は実に合計1013日に上るという。記事では、ウィルシャーが小麦などの穀物に含まれるタンパク質「グルテン」と乳製品を食卓から遠ざけ、生活改善に取り組んでいることを明かしている。