目だし帽、出場3人、唯一完走、観衆50人 川内優輝、「-17度の世界記録」の舞台裏
出場3人でリタイア2人、陸上競技場に待っていたのは50人の観衆とクラブメンバ
米ニューイングランドのランニング専門誌「ニューイングランド・ランナー」によれば、大会のフルマラソンに出場したのはわずか3人。しかも、残り2人は途中棄権し、完走したのは川内のみだったという。
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記事では「フルマラソン登録者のうち、2人が残酷な条件でリタイアする中、1人のランナーがショーを披露した。まさにショーだった」と称賛。最後に陸上競技場に待っていたのは、50人の観衆とクラブメンバーだったことも紹介している。
「今日、出せたものとは思えなかった。これまでたくさんのマラソンを走ってきて、天気に関して比べるのは難しいけど、一つだけ言えるのは、歴代のマラソンの中で最も寒かったということ。南極マラソンに向けていいトレーニングになりました」
レース後、こう語ったという川内。日本が世界に誇る“最強の市民ランナー”は、極寒のボストンの空気を切り裂く力走を演じ、マラソン界に金字塔を打ち立てた。
(THE ANSWER編集部)