小祝さくらの隠された闘争心 迷うキャディーの前で「攻めなきゃ」と強気に仕掛けた
風にも重圧にも負けない落ち着きぶり、どんな気持ちでプレーしていたのか
風にも負けなければ、重圧にも負けない。緊張感のある優勝争いでも、表情を変えず淡々とプレーする姿が印象的。おっとりした性格で、取材の受け答えも“ローテンポ”で抑揚のない口調で喋る。感情が読み取りづらい。この日はどんな心を持って戦っていたのだろうか。
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「今日は楽しみながら、特に最後の方は全然プレッシャーもなくプレーできた。ミスショットでも『風が強いのでしょうがない』と思っていた。優勝争いができることは嬉しいこと。気合を入れないといけないけど、特に悪天候の日は楽しまないと長い戦いになる。そういったところは気をつけています」
今年2勝はともに最終日のバックナインで伸ばした逆転劇。まるで一人だけ風が吹いていないかのような落ち着きぶりだった。
ラウンド中に開くコースメモには、パットの残り距離やラインをびっちり書く。「去年からですね。データを残すため。役に立ってます」。強さの裏にある努力の跡。自ら考える機会が増え、マネジメントがうまくなった。優勝賞金1800万円を獲得し、一番乗りで今季1億円を突破。賞金ランクは3位からトップに立った。「今年は賞金女王を目指してやっています。まだ3試合目なので気を緩められない」。女王争いもマイペースでぶっち切る。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)