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反則ヒザ蹴りで失格陥落 UFC前王者は弁明「彼がグラウンド状態だとは思わなかった」

米最大の総合格闘技「UFC」は6日(日本時間7日)、米ラスベガスで「UFC259」を開催。バンタム級王者のピョートル・ヤン(ロシア)がアルジャメイン・スターリング(米国)と対戦。試合を優勢に進めながら、4回にまさかの反則膝蹴りで失格負け。ベルトを失ったヤンは試合後に弁明。「反則するつもりはなかった」と振り返っている。

ピョートル・ヤンはアルジャメイン・スターリング戦で失格負けした【写真:Getty Images】
ピョートル・ヤンはアルジャメイン・スターリング戦で失格負けした【写真:Getty Images】

片膝ついた状態の相手に膝蹴り、失格で陥落の王者「反則するつもりはなかった」

 米最大の総合格闘技「UFC」は6日(日本時間7日)、米ラスベガスで「UFC259」を開催。バンタム級王者のピョートル・ヤン(ロシア)がアルジャメイン・スターリング(米国)と対戦。試合を優勢に進めながら、4回にまさかの反則膝蹴りで失格負け。ベルトを失ったヤンは試合後に弁明。「反則するつもりはなかった」と振り返っている。


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 まさかだった。4回残り30秒。ヤンは、片膝をつきしゃがんでいたスターリングに対して思い切り右膝を食らわせた。顔を押さえてうつぶせにうずくまるスターリング。不意にくらった一撃のダメージは大きく、試合続行は不可能となった。

 ヤンのキックはルール(グラウンド状態の相手の頭への膝攻撃)違反。主導権を握り、試合を優位に進めていただけに痛恨の失格負けとなった。

 ヤンは試合後に弁明している。米紙「USAトゥデー」の総合格闘技専門メディア「MMAジャンキー」によると、問題のシーンについて「試合前、審判は選手がグラウンド状態なのかどうか、手のポジションを集中して見ていた。自分は手に集中しすぎてしまい、彼の脚のことを忘れていた。もちろん反則をするつもりはなかった」と振り返っている。

「気が付かなかった」と意図的ではないことを強調し、さらに「しばらくの間、正しいことをしたと思っていたし彼がグラウンド状態だとは思わなかった」と膝蹴りの後もしばらくは理解できなかったようだ。

 試合後は王者になったスターリングも憮然とした表情だった。ヤンは「彼もファイターとしてこんな形でベルトを貰いたくはないと思う」と言い、「彼が健康状態を取り戻したら、すぐに再戦できることを願っている」と再戦を希望している。

(THE ANSWER編集部)





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