[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

1.6kg超過で王座剥奪、常習犯の前王者は開き直り「命を犠牲に体重を作るつもりない」

ボクシングの前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(米国)は13日(日本時間14日)、同級1位シャフカット・ラキモフ(ロシア)との同級タイトルマッチに臨み、判定の結果ドローだった。ディアスは前日計量で3.6ポンド(約1.6キロ)の体重超過を犯し王座を剥奪されており、ラキモフが勝った場合のみベルト獲得となる状況だったが、ジャッジ2人がドロー判定で決着がつかず。王座は空位になった。ルールを守れなかったディアスだが、試合後は「自分の命を犠牲にしてまで体重を作るつもりはない」と開き直っている。

ジョセフ・ディアス【写真:Getty Images】
ジョセフ・ディアス【写真:Getty Images】

前日計量で体重超過、王座剥奪でドロー決着のディアスの試合後の弁とは

 ボクシングの前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョセフ・ディアス(米国)は13日(日本時間14日)、同級1位シャフカット・ラキモフ(ロシア)との同級タイトルマッチに臨み、判定の結果ドローだった。ディアスは前日計量で3.6ポンド(約1.6キロ)の体重超過を犯し王座を剥奪されており、ラキモフが勝った場合のみベルト獲得となる状況だったが、ジャッジ2人がドロー判定で決着がつかず。王座は空位になった。ルールを守れなかったディアスだが、試合後は「自分の命を犠牲にしてまで体重を作るつもりはない」と開き直っている。


【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し 運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って?(W-ANS ACADEMYへ)

 挑戦者に比べ明らかに緩んでいた。前日計量で3.6ポンドもオーバーしていたジョセフ。王座剥奪に加え、ファイトマネーの一部も罰金として没収される処分が下っていたが、リングには上がった。12ラウンド打ち合った結果はドロー。きっちりと体を作ってきたラキモフに対し、敬意を欠いていた。

 初防衛戦で、ルールすら守れなかったディアスだが、試合後の態度は反省とは程遠かった。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は試合を伝える記事の中で「試合後、ディアスの、体重超過に関する態度は、反省したものから開き直りに変わった」と記している。

 インタビュアーに対して、ディアスは「(減量に)適応しなければならなかったが、体が弱ったように感じて出来なかった」と言い訳。さらには「自分の健康はより大事。それでもここにきて戦ったんだ。自分の命を犠牲にしてまで体重を作るつもりはない。本当に消耗するし、リング上では傷つくんだ」と開き直ったかのようなセリフを口にしていたという。

 ボクサーにとって減量は乗り越えなければならない1つの壁。リングに上がる前に負けていたとも言えるディアスはさらに「誰かを喜ばせる必要なんてどこにもない。俺は自分自身と家族のためにやっている。考えなければいけないのはそれだけ」ともコメントしているようだ。

 ディアスはフェザー級時代の2018年にもタイトルマッチで体重超過を犯していた。記事では「ひとつ確かなことは、ディアスは自分自身の面倒をみなければいけないということ。もし彼ができないのであれば、誰かが必ずやらなければならない」と締めくくっている。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集