井上尚弥、全米記者協会のPFP3位に浮上 記者投票で143票獲得…クロフォードに肉薄
権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」が全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位に選出されるなど、国際的な評価を高めているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)。米経済誌「フォーブス」では最新の全米ボクシング記者協会(BWAA)選定のPFPを公開。モンスターは4位から3位に昇格している。
新型コロナ影響で4月以来の更新、ロマチェンコが急落
権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」が全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)で2位に選出されるなど、国際的な評価を高めているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)。米経済誌「フォーブス」では最新の全米ボクシング記者協会(BWAA)選定のPFPを公開。モンスターは4位から3位に昇格している。
毎年恒例の年間表彰でも知られるBWAA。昨年度の「年間最高試合」にはワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝の井上―ノニト・ドネア(フィリピン)を選出していた。今回、最新版のPFPを発表。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月以来の更新となったランキングには大きな変化が生じていた。
記事では「前回のBWAAのPFPリストでは、ロマチェンコはカネロ・アルバレスに次いで、2位だった。ロペスは1票も手にしていなかった。今や、ロペスはアルバレス、テレンス・クロフォード、ナオヤ・イノウエ、そして、エロール・スペンスがBWAA会員のリストで上位にいるだけ。ロマチェンコは7位に転落した」と報じている。
10月17日の世界ライト級4団体統一戦で判定勝利を収めたテオフィモ・ロペス(米国)が圏外から5位にジャンプアップする一方で、敗れたワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は2位から7位にダウンした。
ロマチェンコ転落の間隙を縫ったのはWBOウェルター級世界王者のテレンス・クロフォードと、エロール・スペンスJr.(ともに米国)だった。ケル・ブルックを破ったクロフォードは3位から2位に上昇。スペンスもダニー・ガルシア戦の完勝で5位から4位に浮上した。