V4達成のクロフォードに米メディア絶賛の嵐「破壊的なKO」「もう少しでロープ外へ」
ボクシングのWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)が14日(日本時間15日)、米ラスベガスで元IBF同級王者ケル・ブルック(英国)に4回途中TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。クロフォードの戦績は37勝(28KO)、ブルックは39勝(27KO)3敗。米メディアも「KOは破壊的なものだった」「鮮烈KOでショーの幕を引いた」と絶賛している。
ブルックに4回TKO勝ち、米メディア「もう少しでロープ外へ…」
ボクシングのWBO世界ウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)が14日(日本時間15日)、米ラスベガスで元IBF同級王者ケル・ブルック(英国)に4回途中TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。クロフォードの戦績は37勝(28KO)、ブルックは39勝(27KO)3敗。米メディアも「KOは破壊的なものだった」「鮮烈KOでショーの幕を引いた」と絶賛している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
米メディアも称えるしかない強さだった。クロフォードは4回開始40秒でカウンターからダウンを奪取。再開後、足が止まったブルックをコーナー付近に追い詰め、左右のラッシュをお見舞いした。防戦一方の挑戦者に対し、レフェリーが止めてTKOだ。18年6月にWBO世界ウェルター級王座に就き、11か月ぶりのリングで4度目の防衛となった。
米スポーツ専門局「ESPN」は「テレンス・クロフォードがケル・ブルックをパワフルなTKOで破り、WBOウェルター級のタイトルを防衛」と特集。「クロフォードは4回残り1分14秒にハイライト映像に残るようなノックアウトをブルック相手に決めた」と報じ、決着シーンについては「KOは破壊的なものだった。彼はブルックをもう少しでロープの外へ弾き倒してしまうほどだった」と破壊力を伝えている。
また「ブルックは序盤、特にボディーへのパンチに成功していたが、部分的にはクロフォードの忍耐によるところが大きかった。コンピュボックスによると、クロフォードは111本中36本のパンチを着弾させ、一方のブルックは109本中26本だったという」とデータとともに試合を振り返っている。
米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「テレンス・クロフォードは緩やかにスタートを切り、4回にケル・ブルックを片付けた」と見出しを打って報道。「ケル・ブルックは何が当たったのか分からなかった」「元IBFウェルター級チャンピオン(ブルック)はリプレーを確認する時、クロフォードが4回に素早い右フックで彼らの戦術的な試合を突然一変させたのを見るだろう」と挑戦者目線で伝えている。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」は「テレンス・クロフォード対ケル・ブルックの結果:“バド”が4回の鮮烈KOでショーの幕を引いた」と報じ、「クロフォードは相手に対応するためにサウスポーに変更し、スロースタートを乗り越えた。そこから、彼は元147ポンドのタイトルホルダーであるケル・ブルックを4回TKOで破壊した」と序盤から戦術を変え、柔軟に対処したテクニックを称えた。
強さと巧さを見せつけたクロフォード。権威ある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付け「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で3位にランクされる実力を見せつけ、次戦については「パッキャオ戦ができればいい」と息巻いていた。
(THE ANSWER編集部)