井上尚弥の右カウンターは「雷鳴のよう」 豪メディア絶賛「マロニーは凌駕された」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。マロニーの母国オーストラリアメディアは挑戦者の闘いぶりを「全てを出し尽くした」と評価する一方で、防衛に成功したモンスターのキラーブローを「雷鳴のような右」と絶賛している。
豪メディアがレポート「マロニーは全てを出し尽くしたが…」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。マロニーの母国オーストラリアメディアは挑戦者の闘いぶりを「全てを出し尽くした」と評価する一方で、防衛に成功したモンスターのキラーブローを「雷鳴のような右」と絶賛している。
完璧なタイミングのカウンターだった。7回、右ストレート一閃。鮮やかにマロニーの顔面を打ち抜いた。崩れ落ち、立ち上がれないマロニーはそのまま初のKO負けを喫した。
見事な一撃に敵地オージーメディアも脱帽している。米誌「スポルティングニュース」のオーストラリア版もこの一戦を特集。「この惑星でパウンド・フォー・パウンド最強の1人であるイノウエはマロニーの手に余る存在だった。6回にダウンを奪い、7回に雷鳴のような右で仕留めた」と伝えている。
一方で「マロニーは全てを出し尽くしたが、イノウエという信じられないほど才能に恵まれたファイターに圧倒され、凌駕された」と記事では怯まずに前に出た、マロニーのガッツを称えながら、井上の圧倒的な強さに白旗を上げていた。
これまでの戦いでは左のボディーが注目されることが多かったが、今回はタフガイを仕留めた“雷鳴の右”にも注目が集まっている。
(THE ANSWER編集部)