「ボルトは1歩で3m進みます」 都会の湾岸エリア児童に五輪選手がオンライン陸上教室
運動機会が減少する都心の子どもたちの貴重な機会に
伊藤さんのクラスでは走る際の正しい姿勢のレクチャーから始まり、地面を足の指5本で正しく蹴る力を鍛えるかかと上げ下げの動作など、さらには1秒5回のメトロノームの速度に合わせて腕振りに挑戦した。
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「最初はうまくできなくてもやればやるほど、速いスピードに慣れて腕が動くようになってくる。それが練習をする意味なので、何回もやってみること大事です」などと声をかけ、個別に子どもたちの動作もチェック。計1時間にわたり、講義を行った。
そして、1週間後に行われた第2回では「腕」と「脚」に分け、レベルを上げた指導を展開。走る際に腕振りで力を入れるポイント、空中で足を入れ替えるタイミングなど、走り方のテクニックについてレクチャーした。
特に、子どもたちが懸命に取り組んだのは、スタートダッシュの姿勢だった。伊藤さんは片足立ちで体を地面に平行近くまで倒す「飛行機」のポーズを取り、その体勢から後ろ足を地面に置くと良いスタートの構えが取りやすいことなどを説明した。
「スタートする時は前足と後ろ足どっちが大事だと思う? 実は前足の方が大事なんです。前足で地面を押して出るから。スタートが上手になったら、50メートルなら0.1秒は縮まるので練習しましょう」
子どもたちはリビング、寝室など、自宅のそれぞれの場所から保護者に動きをチェックしてもらいながら、生き生きとした表情でトレーニング。最後は2回の講義で教えた腕振り、足踏みの動作をサーキットトレーニングで行い、体に覚え込ませた。
その後は伊藤さんと舘野さんが揃い、子どもたちの質疑応答に参加。「走っている時に腕が曲がってしまいます。どうしたらいいですか」「小学校の時は50メートルのタイムは何秒でしたか」などの問いに丁寧に答えていった。
最後に、伊藤さんは「この2回でいろんなトレーニングをやりました。楽しかったな、体に効いたなと思うものはこれからも続けてください。速く走れるようになるためには、ただ走るだけじゃなく、どうやったら速くなるかなと自分なりにちょっと考えてみることが大事です」と呼びかけた。
遊ぶ場所が少なく、春の外出自粛以降、運動機会が減少している都心の子どもたちにとっては貴重で充実した“夢レッスン”となった。
(THE ANSWER編集部)