井上尚弥、最大の危惧 マロニー戦で経験する“未知の精神状態”「そこが引っかかる」
いとこ・浩樹の試合で痛感「普段通りできるか未知です」
当然、プロになって無観客の経験はない。7月には、いとこの前日本スーパーライト級王者・井上浩樹さんの無観客試合を後楽園ホールで観戦。「(観衆の少なかった)アマチュアの雰囲気とは違う。そこでいかに集中して普段通りのパフォーマンスが出せるかというのも未知ですし、そこを自分の中でいつも通りにやらないといけないと感じている。そこが一つポイントです」と未知の世界に危機感を示し、気を引き締めた。
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29歳のマロニーは6月の同級10回戦で7回終了TKO勝ち。一足早く米ラスベガスで無観客を経験した。井上はこれまでと違い、今はジムワークでも音楽を消して調整。「お互い同じ条件ですけど、一つ感じたのは集中力。無観客試合をしたことがないので、イメージトレーニングしかない」と明かした。
技術や戦術はもちろん大切。しかし、井上がフルパワーを発揮すれば勝てない相手はいないのが現状だ。だからこそ、初体験となる環境に対する「引っかかるポイント」を埋めるため、できることに尽力しているようだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)