井上尚弥は「まだ過小評価されている」 米ESPN記者がPFP3位でも“絶賛不足”指摘
米スポーツ専門局「ESPN」は、ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が過小評価されていることを指摘している。記事では、最も過小評価されている現役世界チャンピオンをピックアップ。井上は3階級制覇王者・田中恒成(畑中)とともに名を連ねている。
米ESPNが「過小評価されている現役王者」を列挙、井上は「他ほど注目受けてない」
米スポーツ専門局「ESPN」は、ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が過小評価されていることを指摘している。記事では、最も過小評価されている現役世界チャンピオンをピックアップ。井上は3階級制覇王者・田中恒成(畑中)とともに名を連ねている。
米国の評論家がボクシング界の5つのトピックについて議論した記事で「最も過小評価されている現役王者」がテーマの一つとなった。
井上は最も権威ある米専門誌「ザ・リング」の全階級を通じた格付け「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で3位に評価されている。しかし、ESPNのニック・パーキンソン記者は「最も過小評価されている世界王者」に選出した。各国メディアで称賛されているが、まだ足りないようだ。
寸評では「日本のナオヤ・イノウエは最近の試合で団体を統一し、バンタム級の世界No.1に輝いたのみならず、3階級制覇王者でさらに成長を続けている」と記載されている。さらに、中重量級と比べた軽量級への認知度の低さを指摘。WBA世界スーパーフライ級スーパー王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)ら現在に至るまでの軽量級王者に対する“不遇”を例に挙げ、井上は相応しいスポットライトを浴びていないという。さらにこう記している。
「イノウエにはさらなる階級を突破するポテンシャルの持ち主で、スピードとパワーという武器がある。彼は日本で称賛を受けているが、他のPFPのスターたちほどの注目を受けていない。個人的にはロマチェンコとカネロ・アルバレスだけが、彼よりも上位のPFPだ。しかし、多くのファイトファンはイノウエの名前を聞いたことがない」
カネロこと4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)、世界3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に続く、PFP3位と評価したパーキンソン記者。リング誌でも同様の順位付けをしているが、海外ファンの認知度は実力ほど届いておらず、“絶賛不足”という意見を示しているようだ。
(THE ANSWER編集部)