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井上尚弥が有利? 長引く延期で敵国メディア指摘「ホームシックのカシメロと違う」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっている。試合日は発表されていない状況で、フィリピンメディアは日本でトレーニングを続ける井上が精神的に有利だと指摘している。

井上尚弥とジョンリエル・カシメロ(右)【写真:AP・Getty Images】
井上尚弥とジョンリエル・カシメロ(右)【写真:AP・Getty Images】

フィリピンメディアが指摘「モンスターは隠れているのではない」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっている。試合日は発表されていない状況で、フィリピンメディアは日本でトレーニングを続ける井上が精神的に有利だと指摘している。

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 カシメロは2月中旬からフロリダ入りし、米国合宿をスタート。ラスベガスに移動した直後の3月中旬に試合延期が決まった。今もなおラスベガスでトレーニングを続け、4か月以上の米国滞在で母国メディアにはホームシックと報じられていた。

 試合日が未発表の状況で、フィリピンメディア「ラプラー」は「延期が長引くほど、精神的にイノウエは勢いを手にすることになる」と指摘。決戦の地に先乗りしたが、コロナ禍で精神的に不利になるとしている。

 記事では「イノウエは家族やサポーター、同じ日本人に囲まれた勝手知ったる環境でトレーニングを積み、士気を高めている。米国に4か月以上滞在し、ホームシックになっているカシメロとは違う。モンスターは隠れているのではない。自分のコーナーで待ち構えているのだ」と説明している。

 6月末、カシメロは家族に会うために帰国する可能性を示唆したと母国メディアに報じられていた。長過ぎる米国滞在がメンタル面に与える影響を危惧しているようだ。

(THE ANSWER編集部)


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