井上尚弥の3団体統一戦、開催時期見えず カシメロは一戦挟む可能性も…アラムCEO示唆
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、米ラスベガスで予定されていたWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となった。開催日の決定が待たれる中、共同プロモーターのトップランク社のボブ・アラムCEOは日本での感染拡大を受けて、「日本開催は今や不可能」と悲観的。さらに「不運なことに後回しにせざるを得ない」と延期が長引く可能性を明らかにしている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
長引くコロナの影響、カシメロ戦どうなる?
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、米ラスベガスで予定されていたWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期となった。開催日の決定が待たれる中、共同プロモーターのトップランク社のボブ・アラムCEOは日本での感染拡大を受けて、「日本開催は今や不可能」と悲観的。さらに「不運なことに後回しにせざるを得ない」と延期が長引く可能性を明らかにしている。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。
今月25日(日本時間26日)に行われるはずだった3団体統一戦。新型コロナの影響で延期となったが、アラムCEOは今後の見通しに厳しい目を向けている。
3団体統一戦を米国で開催できるのか――。記事では「イノウエには日本を出発する機会がなかった。当分の間、それが可能になるようには見えない」と指摘している。
トップランク社の公式YouTubeでアラムCEOは「残念ながら、私はノーと言わざるを得ない。今回の感染拡大の状況に対して、日本での対策は比較的緩いものだった。そして、感染件数が上昇した。今や、日本は緊急事態宣言下にあるんだ」と語ったことを紹介している。
モンスターの渡米は非現実的だとアラムCEOは分析した上で、日本のコロナ禍の状況から日本での開催も当分の間、困難と見ているという。