井上尚弥は「観衆から莫大な強さと力をもらった」 ドネアが語る無観客試合の影響とは
井上との死闘を振り返る「彼はタフな男で信じられないほど強い」
昨年11月にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で井上と対戦。さいたまスーパーアリーナに2万人以上のファンが集まり、ほとんどがホームの井上ファンだった。井上は2回にドネアの強烈な左フックを被弾。鼻骨と眼窩底を骨折する大ダメージを受け、ボクサー人生初の流血となったが、フルラウンドの死闘で判定勝ちを収めた。ドネアは言う。
「確かに彼はタフな男で信じられないほど強いファイターだ。だけど、彼はあの試合で観衆からありったけの強さとエネルギーをもらっていたと私は感じている。私がフィリピンで戦う時も同じものを感じている」
声援の重要性を強調したレジェンド。「確固たる自信と莫大なプライドが得られるんだ。みんなが叫んで応援してくれることで、選手は最高のものを引き出すことができる」と語っている。
(THE ANSWER編集部)