井上尚弥は「世界王者を全て貪ってしまった」 リング誌が「異名通り」とPFP3位を評価
ボクシング界では新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行延期が続く中、米専門誌「ザ・リング」はパウンド・フォー・パウンド(PFP)の寸評を発表。3位につけているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)について「世界王者を全て貪ってしまった」と再評価している。
相次ぐ興行延期、リング誌がPFP寸評を掲載「ここでもう一度議論しよう」
ボクシング界では新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行延期が続く中、米専門誌「ザ・リング」はパウンド・フォー・パウンド(PFP)の寸評を発表。3位につけているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)について「世界王者を全て貪ってしまった」と再評価している。
PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。新型コロナの感染拡大で世界的に興行の中止や延期を余儀なくされているが、最も権威のある同誌は「ボクシングがないからここでもう一度議論しよう」と記事を掲載している。評議会メンバーが議論し、各選手の寸評を発表した。
1位はカネロこと4階級制覇王者サウル・アルバレス(メキシコ)、2位は世界3団体ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、3位に「Naoya Inoue」が選ばれたリング誌のPFP。井上の寸評はこう記されている。
「強打を誇る日本のモンスターは異名通りの活躍を見せてきた。彼の前に立ちはだかる108、115、118ポンドの世界王者を全て貪ってしまった。前回対戦で、イノウエはリング誌で年間最高試合に選出されたWBSS決勝でノニト・ドネアを下し、名勝負で勝利を収めた」