BOXロスに井上尚弥を 英メディアがWBSS決勝を回想「ドネアはKO負けのはずだった」
“疑惑の11回”にも言及「終わらせたくなかったに違いない審判によって」
記事では“疑惑の11回”についても再びスポットライトを当てている。井上が左のボディショットでドネアからダウンを奪ったシーンに注目。
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「彼は高速のコンビネーションで寸分違わぬ完璧な左フックをボディに着弾させた。ドネアをリング上で歩きまわらせた後、極度の激痛から膝をつかせた。レフェリーのカウントは10に到達した。イノウエは喜び始めたが、36歳は驚くべき根性で立ち上がるまでに復活した」
記事ではこう指摘。さらには「ドネアはカウントで負けのはずだった。この戦いをあまりに楽しみすぎて、終わらせたくなかったに違いない審判によって、続行となった。誰にも文句はなかった」と分析し、モンスターのKO勝ちという決着もあったと回想している。
井上は眼窩底と鼻骨を骨折するなど、大流血の末に判定で栄冠を手にした。海外メディアから2019年の年間最優秀試合に選出されたが、「この現代の名勝負はすぐさま、アジア史上最も偉大なバトルの1つとして歴史に刻まれることになった」と記事では絶賛。“ドラマ・イン・サイタマ”と呼ばれた激闘は衛星放送「スカイ・スポーツ」がユーチューブで再放送をするなど、ボクシングロスにあえぐ英国で早くも再評価されている。
(THE ANSWER編集部)