宇野昌磨、世界選手権で4Lo投入へ 新コーチ絶賛「チェンでもできない」技術とは
宇野の凄さは「エッジの状態でもスピードを落とすことがない」
ルッツジャンプにも意欲を見せつつも、実際に取り入れる可能性を示唆しているのは4回転ループだ。
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「実際、より綺麗にできるよう、4回転ループにさらに磨きをかけています。ループはエッジジャンプで、現在の一流選手を含め多くのスケーターが4回転ループを達成できていません」と現状に言及したうえで、「ただ多くのスケーターとは対照的に、ショウマは何とかエッジのスピードを手にできています。なので、速く滑ることができており、エッジの状態でもスピードを落とすことがないのです。これはネイサン・チェンでもできていないことです。個人的には、彼の身体的な大きさもまたアドバンテージだと言えるでしょう。バランス感覚をより容易につかめるからです」と完成へ向けて太鼓判を押している。
宇野は全日本選手権では4回転フリップ、4回転トウループを跳んでいたが、世界選手権では新たな姿が見られる可能性が高そうだ。
最後に宇野の今後について、ランビエール氏は「ショウマには独特な個性があり、感情を持っているので、熱のこもったスケートに強みがあります。ショートプログラムでも同様です。熱いエネルギーを持っている人物です」と絶賛している。
世界選手権へ向けた最後の実戦チャレンジカップのショートプログラムは21日(日本時間22日早朝)。ワールドへつながる舞台で、どんな演技が見られるか楽しみだ。
(THE ANSWER編集部)