八村塁、2戦連続後半に失速 指揮官が語った課題「その部分は成長したと思ったが…」
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは9日(日本時間10日)、本拠地でグリズリーズと対戦。99-106で敗れ、連勝を逃した。渡邊雄太との2度目の日本人対決が実現した一戦にスタメン出場した八村塁は24分58秒の出場で12得点、11リバウンド、1アシストを記録。渡邊はベンチスタートから途中出場し、10分8秒で無得点、1リバウンドだった。
前半は2試合連続2桁得点も後半は得点伸びず
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは9日(日本時間10日)、本拠地でグリズリーズと対戦。99-106で敗れ、連勝を逃した。渡邊雄太との2度目の日本人対決が実現した一戦にスタメン出場した八村塁は24分58秒の出場で12得点、11リバウンド、1アシストを記録。渡邊はベンチスタートから途中出場し、10分8秒で無得点、1リバウンドだった。
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終始試合を有利に進めたウィザーズだったが、最後の第4クォーター(Q)で失速し勝利を逃した。八村は、試合開始早々得意のプルアップジャンパーで得点すると、左コーナーからの3Pや、前半終了間際の豪快ダンクなどで前半だけで2桁得点に乗せた。しかし、後半に入るとリバウンドで存在感を示すも、ゴール下でブロックに合うなど得点が伸び悩み、結局12得点で試合を終えた。
今季3度目のダブルダブルこそ達成したものの、2試合連続で後半に失速した八村のパフォーマンスについて聞かれたウィザーズのスコット・ブルックスヘッドコーチ(HC)は「続けるしかない。前後半同じようにプレーしなければいけない」と話し、改善すべき点についてはこう述べた。
「彼は成長し続けるだろうし、今夜は悪くない出来だった。ゴール下で何本かシュートを外したりしていたから、より良いプレーはできたと思う。強くいかなければいけない場面で、ダンクをする時にファウルを受けることを恐れてはいけない。怪我する前にその部分は成長したと思ったが、練習し続けないと。素早くジャンプしてダンクすることをね」
負傷離脱から復帰間もないだけに、後半に失速するのは単純にスタミナが負傷前の状態に戻り切っていないことが原因とも考えられる。さらに、負傷前に比べて3Pが入るようになるなど、改善部分も見られる。連日の活躍により、否が応でも期待は高まるが、何より忘れてはならないのは、八村がまだルーキーだということ。ブルックスHCが言うように、学ぶことは尽きない。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)