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井上尚弥が2年連続年間MVP 最高試合賞と2冠、技能賞に井岡一翔、殊勲賞に村田諒太

ボクシングの2019年度年間表彰式が7日、都内で行われ、WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞に輝いた。昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちした激闘が年間最高試合(世界戦)に選出。井上はKO賞を獲得した18年度に続く2冠となった。

欠席した井上に代わって表彰状を受け取る大橋会長(左)【写真:石渡史暁】
欠席した井上に代わって表彰状を受け取る大橋会長(左)【写真:石渡史暁】

井上尚弥が国内2冠、ドネア戦が最高試合賞

 ボクシングの2019年度年間表彰式が7日、都内で行われ、WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が2年連続3度目の最優秀選手賞に輝いた。昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちした激闘が年間最高試合(世界戦)に選出。井上はKO賞を獲得した18年度に続く2冠となった。

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 最優秀選手を巡っては、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(Reason大貴)、WBO世界フライ級王者(1月31日に返上)・田中恒成(畑中)と井上の4人が候補だった。井上は昨年5月のWBSS準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に2回TKO勝ちするなど、国内のみならず世界にも衝撃を与えていた。

 表彰式は発熱による体調不良で欠席。2日から走り込み中心のグアム合宿に出発し、6日に帰国していた。なお、井岡も諸事情によりこの日は欠席となった。

 技能賞は6月に4階級制覇、大晦日に初防衛を果たした井岡が受賞。殊勲賞は7月にロブ・ブラント(米国)との再戦で王座を奪還し、12月に初防衛に成功した村田が選ばれた。ともに初受賞となり、村田はKO賞との2冠。昨年に現役引退した元WBAスーパー&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一らが特別賞に選ばれた。

≪表彰選手一覧≫
【プロ男子の部】
☆最優秀選手賞 井上、2年連続3度目

☆技能賞 井岡、初

☆殊勲賞 村田、初

☆努力・敢闘賞 日本ウエルター級王者・永野祐樹(帝拳)、初

☆KO賞 村田、初

☆新鋭賞 前日本フライ級王者・中谷潤人(M.T)、初

☆年間最高試合賞(世界戦) WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)、井上―ドネア、※大橋プロモーション

☆年間最高試合賞(世界戦以外) WBOアジアパシフィックウエルター級王座決定戦(12月8日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)、矢田良太(グリーンツダ)―別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)、※グリーンツダプロモーション

☆優秀選手賞 井岡、井上、IBF世界スーパーバンタム級暫定王者・岩佐亮佑(セレス)、WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)、田中、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)、村田

【プロ女子の部】
☆最優秀選手賞 WBO女子世界ライトフライ級王者・天海ツナミ(山木)、2年連続2回目

☆年間最高試合賞 WBA女子世界フライ級タイトルマッチ(7月12日、後楽園ホール)、藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)―天海、※一力プロモーション

【特別賞】
河野公平(元WBA世界スーパーフライ級王者)、田口、福原辰弥(元WBO世界ミニマム級王者)、故・三迫仁志(元日本プロボクシング協会協会長)

(THE ANSWER編集部)


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