部活、習い事、塾… “忙しい子供”に摂らせるべき「疲労回復ごはん」とは
スポーツ栄養士推奨の「疲労回復の効果が期待できる食品」は?
運動後の補食で摂りたいのは、炭水化物。運動中に使われてしまった筋肉中のグリコーゲンを速やかに補給し、疲労回復につなげます。これに少しでもタンパク質やビタミン、ミネラルが加われば十分。例えば、おにぎり、バナナ、あんパン、ロールパンや食パンにジャムを挟んだものでもOK。これに100%オレンジジュースや牛乳、ミネラル成分を含有する清涼飲料水やゼリー飲料などをプラスします。
そして、帰宅後はしっかり夕食を摂りましょう。あまりにも遅い時間だったら、ご飯を控えめにする、おかずとお味噌汁だけにするなどお腹と相談しながら調整します。おかずは疲労回復に役立つビタミンB1ストレスを和らげる成分のビタミンエース(A、C、E)を含む食材で体だけでなく頭の疲労感もケア。ざっくりでよいので、朝と昼に摂らなかったおかず(タンパク質)や野菜を中心に組み立てると、1日のバランスもよくなります。
【疲労回復の効果が期待できる食品】
○肉類 鶏胸肉、鶏ささ身、豚肉、牛肉、レバー類、卵
○魚介類 鮭、マグロ、カツオ、ブリ、いわし、桜エビ、うなぎ、たらこ、のり、わかめ
○豆類 ゴマ、納豆、豆腐、枝豆、ピーナッツ
○野菜 ほうれん草、ブロッコリー、トマト、にんじん、ピーマン、かぼちゃ、じゃがいも、にんにく、しめじ、マッシュルーム
○果物 いちご、バナナ、みかん、レモン、グレープフルーツ、キウイフルーツ
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)