小6で身長178cmだったロッテの4番・安田尚憲 形作った少年時代の「食事と睡眠」の習慣
間食を活かす食トレがお勧め「ちょっとずつ増やせば…」
「子どもの頃からの習慣が力になったと思います。体力をつけるなら、ご飯を食べられなくなると体重も落ちますし、筋力も落ちてしまうので、食べる体力は大事だと思いますね」
今季は開幕から終了まで、初めて1軍を完走した。新型コロナウイルスの影響により、6月から開幕したシーズンは変則日程。同一カード6連戦も頻繁にあるなどタフな1年だった。怪我なく乗り切れたのは、食事面で問題がなかったことも大いに関係していると感じている。
安田ですらそうだったように、子どもが急に大量の食事をこなすのは難しい。お勧めは間食などを使い、徐々に食事量を増やすことだ。
「例えば朝2合が無理なら1合、間食で1合、とか。ちょっとずつ増やしていけば絶対食べられるようになると思います。選手としては体が一番の資本。怪我してしまうとどうしようもないので、基礎の部分は大事かなと思います」
良く食べ、良く運動し、良く寝る。健やかにすくすくと育った学生時代だが、当然学業もおろそかには出来なかった。
履正社高は文武両道で有名。強豪の野球部も例外ではない。テストの点が悪ければ、練習をさせてもらえないこともあるという。とはいえ、ハードな練習から帰宅し、なかなか机に向かう気力がない時もある。だからこそ、日々の授業を大切にしてほしいと願う。
「勉強嫌いな子も沢山いると思いますが、これからの野球人生で嫌なことも絶対にある。そういったことから逃げ続けていると自分に返って来るかなと思いますし、最低限の知識は必要だと思います。
もちろん家に帰って勉強できるならした方がいいと思いますけど、僕の場合は授業を集中して聞いて、テスト前に振り返って頑張るということを大切にしていました」