山用バッグは街で使いにくい? 1万円台のアークテリクス新作「AXIOS」が“日帰りハイクと日常”をつないだ設計
日帰りハイクでは収納性や背負いやすさが欲しい。でも山専用バッグは普段使いしにくい――。アークテリクス新作「AXIOS」は、ハイクでの機能性と街になじむデザインを両立。大きく開く10Lバックパックなど3型が、山と日常をどうつないだのか紹介します。

日帰りハイクでは荷物を取り出しやすく、長く背負っても快適なバッグが欲しい。でも、そのためだけの山用バッグは普段使いしにくい――。アークテリクス「AXIOS」は、ハイクに必要な機能を持たせながら、街にも自然になじむデザインを目指した新作バッグコレクションです。
- ・「Hike Utility」「Comfort」「Expression」の3つを軸に、日帰りハイクと街の両方を想定
- ・10Lバックパックは背面が大きく開く構造で、必要な荷物へアクセスしやすい
- ・バックパック、2WAYトート、クロスボディの3型を展開し、山へ行かない日にも使いやすい
日帰り登山なら、大型のバックパックまでは必要ない。
それでも、水筒や行動食、薄手の上着などを持って歩くなら、普段使いのバッグとは違う機能が欲しくなります。
必要なものを素早く取り出せること。長く背負っても快適なこと。身体にフィットすること。
一方で、こんな迷いもあります。
「日帰り登山のためだけにバッグを買って、山へ行かない日は使わなくならない?」
登山用バックパックは山では便利でも、ポケットやストラップが多く、街では少し大げさに感じることがあります。
逆に普段使いのバッグでは、山で欲しい収納性や背負いやすさが足りないこともあります。
アークテリクスが2026年秋冬に投入した新作バッグコレクション「AXIOS(アクシオス)」が向き合ったのは、そんな「山用」と「街用」の間にあるギャップです。
設計の軸は、「Hike Utility(ハイクでの機能性)」「Comfort(快適性)」「Expression(表現性)」の3つ。
日帰りハイクで必要な機能を持たせながら、街で持っても自然に見えるバッグを目指しています。
山では便利。でも街では大げさ…「山用」と「普段用」を分けなくていい?
山だけで使うバッグなら、登山に必要な機能だけを優先できます。
必要な荷物を収め、身体へしっかりフィットさせ、取り出しやすい場所に収納を作る。
ただ、そのバッグを街へ持っていくとなると、今度は見た目やサイズ感が気になります。
AXIOSでは、軽量・コンパクトな構造と、無駄を削ぎ落としたクリーンなシルエットを組み合わせています。
アークテリクスは、デイハイクから街での移動まで用途を自然につなぐことを、このシリーズの狙いとして掲げています。
つまり「山用バッグを街でも使えるようにした」というより、最初から山と街の両方で使うことを前提にした設計です。
山用と街用のバッグを分けるのではなく、ハイクで必要な機能を残したまま、山へ行かない日にも持ち出しやすい形へ。用途そのものをつなぐことがAXIOSの考え方です。
小さなバッグほど荷物が取り出しにくい…10Lは「背面ごと開く」
日帰りハイクでは、大容量のバッグを持つ必要がないケースもあります。
ただし容量が小さくなると、別の問題が出てきます。
「奥に入れた行動食や上着が取り出しにくい」
AXIOS 10 BACKPACKは、軽量・コンパクトな10Lのバックパックです。
特徴は、背中に当たるヒンジ式バックパネルが大きく開くこと。
狭い開口部から手を差し込んで荷物を探すのではなく、内部へ広くアクセスできるようにしています。
さらに独立したトップコンパートメントには、バッグの外側と内側の両方からアクセス可能。
サイドのクイックスタッシュには、ボトルなどを収納できます。
容量そのものを増やすのではなく、10Lの中身をどう使いやすくするかを考えた収納設計です。
日帰りハイクで必要なものへ素早くアクセスできるよう、背面を大きく開く構造を採用。バッグの奥を探し回る手間を減らしています。

登山バッグが身体に合わない…小柄なユーザーの声から見直した
バックパックは容量だけでなく、身体との相性も重要です。
特に小柄な人の場合、大きなバックパックではショルダーストラップや背面の位置が合いにくいことがあります。
AXIOS 10 BACKPACKでは、小柄な体格のユーザーからのフィードバックをもとに、バッグのプロポーションを調整しました。
小柄な人でも快適に背負いやすい寸法を起点にしながら、幅広い体格にフィットすることを目指しています。
背面にはパッド入りメッシュバックパネルを採用。
軽量なショルダーストラップと組み合わせ、通気性と快適性にも配慮しました。
単純にバッグを小型化するのではなく、小柄なユーザーのフィードバックをもとにプロポーションを調整。幅広い体格で快適に背負えることを目指しています。
背中に当たると蒸れやすい…メッシュパネルで通気性も確保
日帰りハイクでは、数時間にわたってバックパックを背負い続けることがあります。
気温が高かったり登りが続いたりすれば、背中には汗がたまります。
AXIOS 10 BACKPACKの背面にはパッド入りメッシュバックパネルを使用しています。
アークテリクスは、この構造と軽量ショルダーストラップによって、通気性と快適性を追求したと説明しています。
山へ行かない街中では気になりにくい部分ですが、実際にハイクへ持ち出したときには、こうした登山向けの設計が生きてきます。
見た目をクリーンにしても、ハイクで必要な快適性は残す。背面のメッシュ構造は、AXIOSが単なるタウンバッグではないことを示す機能の一つです。

街ではトート、たくさん歩くなら背負う 20 TOTEは持ち方を変えられる
AXIOSシリーズで、山と街の境界を分かりやすく表しているのが「AXIOS 20 TOTE」です。
普段はトートバッグとして持ち運べます。
しかし長く歩くときや両手を空けたい場面では、収納してあるショルダーストラップを取り出すことで、バックパックへ切り替えて使用できます。
丈夫なトートハンドルに加え、開閉しやすいセキュアなトップ、内部オーガナイザー、セキュアポケットも備えています。
街では手持ち。
歩く時間が長くなれば背負う。
行く場所によってバッグを交換するのではなく、その場で持ち方を変えられるのが特徴です。
トートとバックパックを切り替えられることで、街での移動からハイクまで一つのバッグで対応。AXIOSの「用途を自然につなぐ」という考え方が分かりやすく表れています。

リュックまでは要らない日もある クロスボディでも薄手の上着まで収納
短時間のハイクなら、バックパックを背負うほど荷物が多くないこともあります。
そんな場面を想定したのが「AXIOS 4 CROSSBODY」です。
アークテリクスのクロスボディバッグの中では最大容量となるモデルで、身体のラインに沿う立体的な形状を採用しています。
内部にはオーガナイザーを配置し、外側にはスマートフォン用ポケットを装備。
スマートフォンや小物だけでなく、薄手の予備レイヤーなども収納できる容量を確保しています。
荷物が少ない日は、そもそもバッグ自体を小さくする。
日帰りハイクのスタイルによって、3型から選べるようにしています。
アークテリクスのクロスボディで最大容量となるモデル。身体へ沿う立体形状と収納機能を持たせ、日帰りハイクにも対応しています。
高機能でも“登山感”が強すぎると毎日は使いにくい
AXIOSが設計の3本柱にした一つが「Expression(表現性)」です。
日帰りハイクで便利でも、山へ行かない日に持ちたくならなければ、使える場面は限られます。
そこで外観は、無駄を削ぎ落としたシルエットに仕上げています。
カラー展開も幅広い用途を意識。
アークテリクスは、山で必要な機能性を保ちながら、街のスタイルにも自然に取り入れられるクリーンなデザインを目指したとしています。
バッグの機能を増やすことだけでなく、山へ行かない日に使いたくなることまで含めて設計したわけです。
バックパック、トート、クロスボディ AXIOS 3型はどう選ぶ?
| モデル | 特徴 | 重量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| AXIOS 10 BACKPACK | 日帰りハイク向けの10Lバックパック。大きく開くヒンジ式バックパネル、トップコンパートメント、ボトルなどを入れられるクイックスタッシュを装備 | 480g | 22,000円 |
| AXIOS 20 TOTE | トートからバックパックへ切り替えられるコンバーチブル仕様。収納式ショルダーストラップや内部オーガナイザーを装備 | 401g | 19,800円 |
| AXIOS 4 CROSSBODY | アークテリクス最大容量のクロスボディ。身体に沿う形状で、薄手の予備レイヤーなども収納可能 | 200g | 13,200円 |
AXIOS 3モデルの主な製品情報
| 項目 | AXIOS 10 BACKPACK | AXIOS 20 TOTE | AXIOS 4 CROSSBODY |
|---|---|---|---|
| 重量 | 480g | 401g | 200g |
| 容量 | 10L | 日本向け発表資料に数値記載なし | 日本向け発表資料に数値記載なし |
| カラー | Black/Kasumi・Blurple/Mongoose | Black/Kasumi/Mongoose | Black/Kasumi/Mongoose |
| アクティビティ | Trail/Hike | Trail/Hike | Trail/Hike |
| 価格 | 22,000円(税込) | 19,800円(税込) | 13,200円(税込) |
日帰りハイク用バッグを「山へ行く日だけの道具」にしない
日帰り登山用のバッグに必要なのは、大容量であることだけではありません。
必要な荷物をすぐ取り出せる。
長く背負っても快適。
身体にフィットする。
AXIOS 10 BACKPACKは、そうしたハイクでの使いやすさを10Lというコンパクトなサイズへまとめています。
一方で、AXIOSシリーズが考えたのは山へ行く日のことだけではありません。
街にも自然になじむクリーンなシルエット。
トートからバックパックへ切り替えられるAXIOS 20 TOTE。
荷物が少ない日に使えるAXIOS 4 CROSSBODY。
「日帰りハイク用の機能は欲しい。でも、そのバッグを山へ行く日だけの道具にはしたくない」
AXIOSが出した答えは、山用と街用のどちらかを選ぶことではありませんでした。
山で必要な機能を残しながら、普段の生活にも自然に持ち込める形にする。
日帰り登山を楽しみながら、山へ行かない日にも同じバッグを使いたい人にとって、AXIOSは用途を分けずに済む選択肢になりそうです。
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アメアスポーツジャパン株式会社「日帰りハイクから街までシームレスに使える新作バッグコレクション『AXIOS』8月28日(金)発売」(2026年8月26日発表)
アークテリクス公式「新作バッグコレクション AXIOS」
【写真提供:アメアスポーツジャパン株式会社】
(THE ANSWER編集部)
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