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世界のラグビー強豪国は何を食べて強い? 「5フードグループ」から見る日本との比較

アスリート食の基本は世界共通、日本食を食べて強くなって

 ちなみに、アイルランドでお袋の味といえば、シチュー。マトンに玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどを一緒に煮込んだものですが、日本でいうカレーに近い感覚です。

 アイルランドラグビー協会のホームページに、アスリートの栄養について非常に興味深い一文が記されています。

「選手達は個々に好みの味や苦手な食べ物がある。それゆえに、チーム全員に対して同じメニューを薦めるのではなく、個々のニーズに合った食事アドバイスを行うことが大切である」

 最初に触れたように、国や料理が変わっても、アスリート食の基本は世界共通です。現役アスリートはもちろん、スポーツをする子どもや学生たちも自信を持って、慣れ親しんだ日本食を食べて強くなってほしいと思います。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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