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21時帰宅か22時帰宅で変わる? 忙しリーマンの健康を守る「残業日の夕食」とは

「21時帰宅」の場合、「22時帰宅」の場合…それぞれ摂りたいメニューは?

 まず、21時に食べられるならば、会社では空腹を紛らわす程度の補食、例えばナッツやおにぎり1個程度を食べます。そして、夕飯は刺身定食や焼き魚定食、豚しゃぶなど、脂質や調理油を極力抑えたタンパク質中心の食事を。夕飯にご飯を食べない晩酌派も、刺身や鯖缶、ツナ缶といったタンパク質をメインにします。後は、外食で不足しがちな、野菜や海藻のおかずをプラス。例えば、もずくを食べたり、乾燥わかめや乾燥海藻サラダを戻して、冷ややっこに添えたりきゅうりとあえたりすると、1日の栄養バランスがグッとよくなります。

 帰宅時間が22時、23時になる場合は、夕食を2回に分けて食べる「分食」がベターです。まず、会社で21時までに、タンパク質が摂れるしっかり目の軽食を摂ります。例えば、いなり寿司2個セット+具だくさんの味噌汁、三食そぼろ丼、チルドタイプのニラ玉丼。ラーメンでも、トッピングにゆで卵やチャーシューが乗っている脂質が少なめの冷やししょうゆラーメンなどはおすすめです。

 そして、帰宅後は軽食では摂れなかったビタミン・ミネラルを野菜、海藻、きのこ類、チーズ、果物、ヨーグルトから補います。デリやお弁当屋さんでお惣菜を購入する時も、これらの食材を使ったおかずを2~3種類程度選ぶと、自然とバランスが整います。逆に、炭水化物は前倒しで摂っているので控えること。お酒のおつまみが必要であれば、チーズ、冷ややっこ、ちくわ、サラダあたりがよいですよ。

 ただし、分食した場合、全体的に食事量が少なくなりがちです。その分は翌日の朝食や昼食で補えば、なおよし。栄養もパワーもしっかり充電されて、仕事中もよいパフォーマンスを発揮できますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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