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なぜ、夏になると食欲が落ちる? “三色薬味”が元気のモトになるワケとは

忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。梅雨から、まもなくやって来る本格的な夏。気温の上昇とともに、忙しく働く大人は食欲が落ちてしまいがち。なぜ、食欲は夏に落ちるのか。落ちてしまったら、どう対処すればいいのか。橋本氏が“元気のモト”となる、身近な食材を紹介してくれた。

食欲の落ちる夏、みそ汁にしょうがやみょうがなどを入れて食べるのもオススメです
食欲の落ちる夏、みそ汁にしょうがやみょうがなどを入れて食べるのもオススメです

連載「働く人の食事術」―食欲が落ちる夏、体を助ける身近な食材を紹介

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

 梅雨から、まもなくやって来る本格的な夏。気温の上昇とともに、忙しく働く大人は食欲が落ちてしまいがち。なぜ、食欲は夏に落ちるのか。落ちてしまったら、どう対処すればいいのか。橋本氏が“元気のモト”となる、身近な食材を紹介してくれた。

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 今年のヨーロッパは、早くも記録的な猛暑が続いています。日本ではジメジメ、蒸し蒸しした梅雨の真っ最中。忙しく働く方たちは、つい自身の体調管理を後回しにしがちですが、今頃から食欲が落ちる季節になるので「しっかり食べる」工夫が必要です。

 暑くなると食欲が低下する要因の一つは、ストレスです。屋外と室内の気温差や強い紫外線は、体にとって大きなストレス。日々、ジワジワと体にダメージを与え続けた結果、「食べる気力」を奪います。

 また、体はストレスを感じると、タンパク質やビタミン・ミネラルといった栄養素の消耗が激しくなります。ですから「食欲がない」と食事量が減れば、体内の栄養は不足する一方。栄養が足りなくなれば疲労回復機能も低下し、寝ても疲れが取れなくなります。

 毎日、パワフルに過ごすためには、「暑い季節ほど、栄養バランスの良い食事を意識しましょう」と、言いたいところ。でも、食欲が落ちてしまったら、正直、難しいですよね。そんな時のお助け食材が“薬味”です。

 薬味野菜はいずれも、独特の香りや辛みに含まれる成分が元気のモト。食欲増進や消化力アップ、そして胃腸に優しい成分が含まれる野菜がたくさんあります。

 身近な食材でいうと、しょうが、しそ、みょうが。

 しょうがやみょうがの香りや辛み成分は、胃腸の働きを良くし、食欲を促します。しその香りのもととなるシソ油には、動脈硬化を防ぐ働きや、野菜のなかでもβ―カロテンが豊富。疲労回復をサポートします。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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