[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

おやつは必ずしも“罪”じゃない? 働く大人がむしろ積極的にとっていいワケ

「おやつ」といえば、子どものイメージが強いが、実は大人にとっても大切なもの。何を食べるかで仕事の効率にも影響が出るという。では、選ぶべき「大人のおやつ」は何なのだろうか。橋本氏がオススメと気をつけるべきポイントを紹介してくれた。

選ぶべき「大人のおやつ」とは?
選ぶべき「大人のおやつ」とは?

連載「働く人の食事術」―上手にとれば仕事効率が高まるおやつの重要性

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

「おやつ」といえば、子どものイメージが強いが、実は大人にとっても大切なもの。何を食べるかで仕事の効率にも影響が出るという。では、選ぶべき「大人のおやつ」は何なのだろうか。橋本氏がオススメと気をつけるべきポイントを紹介してくれた。

 ◇ ◇ ◇

 18年の平昌五輪で、女子カーリング選手の“もぐもぐタイム”が注目されてから、“仕事効率を高める補食”というテーマでの取材やセミナーの依頼が増えました。

 補食とは文字通り、「食事だけでは足りないものを補う」食習慣。簡単にいえば“おやつ”です。おやつと聞くと甘い菓子を想像し、食べることに罪悪感を抱く方が多いのですが、現代人の食生活は朝晩の食事を抜いたり、時間がなくて簡単な丼ものだけになったりと、食事だけでは十分な栄養を摂り切れないのが現状。栄養を補う意味で、むしろ積極的におやつをとってもよいくらいです。

 働く大人に摂ってほしい栄養素は、まずは脳の唯一の栄養素になる糖質(ブドウ糖)です。脳は案外、大食いの臓器。現代人の働き方は、頭を酷使する時間が非常に長いので、補食でチャージ。不足しがちなビタミン類や食物繊維も含む、おにぎりや果物(コンビニエンスストアで手に入るカットフルーツが便利!)、果汁100%ジュースも手軽でよい。また、腹持ちのよいタンパク質や脂質を含む、ヨーグルトやナッツもヨシ。ナッツはドライフルーツを組み合わせたトレイルミックスもおすすめです。

1 2

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集