出社した頃に疲れてませんか? 1日を変える朝食は「糖質+タンパク質」にあり
「糖質+タンパク質」の朝食を摂るべき理由、完璧な組み合わせは?
さらに、糖質とタンパク質を組み合わせた朝食を摂ると、「体内時計の時差」のリセット効果が、より高くなるとわかってきました。
人間の体にはもともと、「体内時計」が備わっています。地球の自転により私たちは1日24時間で生活していますが、実は体内時計は1日を24時間10分で刻んでいます。たった10分のずれでも、1週間続けば1時間以上。1日、1日、体内時計をリセットしていかないと、次第に体が時差ボケを起こし、疲労や体調不良につながります。
この1日10分のズレをリセットする役目を担うのが、「糖質+タンパク質」の朝食なのです。
例えば卵かけご飯、ハムやチーズを乗せたトースト。コンビニで買った、鮭おにぎりやたまごサンドでもいい。これに、野菜ジュースや手軽に食べられる野菜(プチトマトやきゅうりなど何でもOK!)を食べれば、エネルギーの変換効率も上がって、完璧です。
「食事はバランスが大事」とよく言われるのは、食べたものを無駄なく、効率良くエネルギーに変え、体の機能をフルに働かせるためには、栄養もチームワークが必要だから。忙しいとどうしても食生活を簡単に済ませがちですが、今の疲れや不調の原因は、「何かの栄養が足りていない」ことにあるかもしれません。ほんのひと手間加えるだけで、栄養状態が改善され、体内リズムが整い、体本来の力とパフォーマンスが戻ってきますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)