[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

出社した頃に疲れてませんか? 1日を変える朝食は「糖質+タンパク質」にあり

「糖質+タンパク質」の朝食を摂るべき理由、完璧な組み合わせは?

 さらに、糖質とタンパク質を組み合わせた朝食を摂ると、「体内時計の時差」のリセット効果が、より高くなるとわかってきました。

 人間の体にはもともと、「体内時計」が備わっています。地球の自転により私たちは1日24時間で生活していますが、実は体内時計は1日を24時間10分で刻んでいます。たった10分のずれでも、1週間続けば1時間以上。1日、1日、体内時計をリセットしていかないと、次第に体が時差ボケを起こし、疲労や体調不良につながります。

 この1日10分のズレをリセットする役目を担うのが、「糖質+タンパク質」の朝食なのです。

 例えば卵かけご飯、ハムやチーズを乗せたトースト。コンビニで買った、鮭おにぎりやたまごサンドでもいい。これに、野菜ジュースや手軽に食べられる野菜(プチトマトやきゅうりなど何でもOK!)を食べれば、エネルギーの変換効率も上がって、完璧です。

「食事はバランスが大事」とよく言われるのは、食べたものを無駄なく、効率良くエネルギーに変え、体の機能をフルに働かせるためには、栄養もチームワークが必要だから。忙しいとどうしても食生活を簡単に済ませがちですが、今の疲れや不調の原因は、「何かの栄養が足りていない」ことにあるかもしれません。ほんのひと手間加えるだけで、栄養状態が改善され、体内リズムが整い、体本来の力とパフォーマンスが戻ってきますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

1 2

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集