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陸上五輪選手は何を食べて強いのか 現役4人の「勝てるごはん」1日7食&毎日納豆も?

(左上から時計回りに)右代啓祐、長谷川大悟、新井涼平、山縣亮太【写真 : 編集部】
(左上から時計回りに)右代啓祐、長谷川大悟、新井涼平、山縣亮太【写真 : 編集部】

「毎日納豆」「1日7食」「かつ丼」も!? それぞれの狙いとは…

――三段跳びの長谷川選手はどうでしょうか。

長谷川「日頃から気を付けているのは大豆製品を取ること。納豆、豆腐とか、ほぼ毎日食べています。低カロリー、高たんぱくで取りすぎても大きな問題がないので、継続して取っています」

――食べる上でのこだわりは。

長谷川「ひきわりは好きではありません。大きすぎるのも食べづらいので、大きすぎない。ほどよい大きさのものにこだわっています。あとはねぎをたくさん入れること。体を温める作用があるので、風邪のときもとるけど、体を冷やさないようにしています。あとは自分は苦手な野菜があるので、スムージーにして飲むという工夫はしています」

――瞬発力が問われる山縣選手は。

山縣「エネルギー源が枯渇すると、瞬発の力が出ない種目。力が出づらい競技なので、かつ丼を食べるようにしています。ゲン担ぎだけじゃなく、特に意識しているのが、栄養面。右代選手もおっしゃった通り、たんぱく質の効果が大きい。国内の遠征では、どこにでもお店があるので、大会前に食べるようにしています」

――やり投げの新井選手は。

新井「自分は疲れたら肉を食べるようにしていますが、これといってこだわりはありません。ただ、長谷川選手と同じように野菜、果物をスムージーにして飲みやすくして、こまめに摂るようにしています。試合前は消化のいいうどんを食べるようにしていた時期もあったけど、海外ではそうもいきません」

――183センチ、96キロの体格。体を大きくする上で、どう意識してきたのか。

新井「体格でよく言われるのは、大食いと思われがちですが、実は小食なんです。1人前食べたら、お腹いっぱいになります。なので、工夫しているのは回数を分けて1日5食にすること。大学2年くらいからやっています。3食を通常通り食べ、その間に1食ずつ。1時間半から2時間おきで食べています。おにぎりだけではなくて、鶏肉とか。多いときは7回くらいになることもあります」

――細かく分けて食べることのメリットは。

新井「お腹が空いている時間がないこと。その分、練習に集中できるし、エネルギーが切れない。大食いではないので、腸の波がないのもいいのかなと思うし、食べる量が少ない人が細かく分けて食べるのはいいことだと思います」

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