[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

風邪に「バニラアイス」がオススメのワケ 食欲が落ちた時の“2ステップ栄養摂取法”

どんなに体を鍛えてたり、予防に努めても、少し気が緩んだ隙に風邪を引いてしまうことはよくある。Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏は「風邪の症状や程度に合わせた食事法が回復を早める」と話す。食欲がない、飲み込むのもツライ……、そんな時にもしっかりと栄養を摂る食事について訊いた。

引いた風邪を撃退する“2ステップ摂取法”とは【写真:photolibrary】
引いた風邪を撃退する“2ステップ摂取法”とは【写真:photolibrary】

水分とエネルギー源は必須…ミネラルを含む果物やスポーツドリンク、ゼリーが理想

 どんなに体を鍛えてたり、予防に努めても、少し気が緩んだ隙に風邪を引いてしまうことはよくある。Jリーグの横浜F・マリノスやラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツなどの栄養サポートを手がける、公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏は「風邪の症状や程度に合わせた食事法が回復を早める」と話す。食欲がない、飲み込むのもツライ……そんな時にもしっかりと栄養を摂る食事について訊いた。

 ◇ ◇ ◇

 どんなに予防に努めても、風邪を引いてしまうことはあります。なかには食欲がない、喉が痛くて上手く飲み込めないといった理由で、食欲が落ちてしまうこともあるでしょう。そんな時は「早く治るようにたくさん食べなくては」と、無理矢理に食事を口に押し込まなくて大丈夫。その時の具合を見ながら、必要な栄養素を効率良く摂る。そんな食事や食材の選び方をぜひ覚えましょう。

 風邪を引いた時は、引きはじめなのか、重い症状が出ているのかで食事の仕方が変わると思います。本格的な風邪まで至ってない時は、体力や抵抗力を奪われないよう、栄養たっぷりで体を温める食事が良いでしょう。

 コツは「2ステップで食べるものを考える」です。

 第1ステップは、「食欲がなくても水分とエネルギー源になるものを摂る」。体にこもった熱は汗となって体外に排出されるので、発熱すると体は水分不足になりがち。水分は体の機能をスムーズに働かせるために必要なので、症状が重く、全く食べられない時でも、水分だけはまめに補給するようにしましょう。できればエネルギー源とミネラルも補給したいので、真水や白湯だけでなく果物やスポーツドリンク、ゼリーなども交えてください。

1 2 3

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集