ドラマ「オールドルーキー」出演の元Jリーガー 引退→転職を経たリアルな会社員生活
サッカーを続けたい学生へ助言「まずは一回やってみる」
伊藤さん自身もそうだったように、引退後の不安を拭いされないアスリートは少なくない。就職活動を機に、本当は続けたいサッカーをやめてしまう学生も多いが、伊藤さんは悩める教え子には「何でもやってみな」と助言することが多い。若いうちのやり直しはいくらでも利くと感じているからだ。
「サッカーを教えている学生の子たちは当時の僕なんかよりも賢いですし、大企業と言われるところに行くような子たちも多いですがサッカーを続けたい子も多いのかなと感じます。本人がやりたいというのであれば、やれるところまでやってから就職しても大きくは変わらない。だから、まずは一回やってみること。僕自身も守りのタイプで、ビビりながら生活している方でしたけど、サッカーから離れてもやれることはたくさんあるし、やれないことは全くない」
Jリーグ、シンガポール、国内地域リーグと場所やカテゴリーが大きく異なるサッカー環境でプレーしてきた。得てきた知識や経験に、無駄なものはない。現役から離れたセカンドキャリアでも活かせることを、これからの人生で証明する。
■伊藤拓真(いとう・たくま)
1986年8月11日生まれ、新潟出身の35歳。GKとして群馬・前橋育英高では2004年のインターハイベスト4。早大では08年全日本大学選手権優勝に貢献した。在学中に京都サンガF.C.の特別指定選手に登録されるも、入団は叶わず。卒業後の09年5月、練習生として参加していたJ2ザスパ草津に正式加入した。11年11月に戦力外通告を受け、翌年から2シーズンをシンガポールでプレー。14年にラインメール青森FCに移籍し、JFL入会に貢献。18年限りで引退した。現在は株式会社ドームのスポーツマーケティング部に所属。現役時代の身長・体重は183センチ・78キロ。
◆日曜劇場「オールドルーキー」グッズの展示&販売も開始◆
劇中で新町亮太郎や「ジェンマ八王子」の選手達が着用しているサッカーユニホームと練習着がレプリカグッズとして登場。番組オリジナルグッズとともに専用Webサイトで受注販売されているほか、TBSショップで練習着トップスの販売も開始された。またいわきFCパーク、東京駅のTBSショップでの展示も行われている。
「オールドルーキー」グッズ受注専用Webサイト(https://shopping.tbs.co.jp/tbs/shop/goods_dvd/drama_oldrookie)
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)