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日本人が異国でぶつかる言葉・文化の壁 18歳で単身渡米、ド軍ロハスも「キツかった…」海外挑戦成功の秘訣

成功のために重要な環境「相談できる雰囲気を作るのはベテランの仕事」

 少しずつマイナーの階段を上り、25歳の2014年6月にドジャースで念願のメジャーデビュー。翌年にマーリンズにトレード移籍し、2023年からまたドジャースに戻ってきた。

 気がつけばメジャー12年目の大ベテラン。自身の経験を踏まえ、若手や新しく入ってきた選手が快適に感じられる環境作りを心掛けている。

「数多くの変化、新しい言語や文化に対処している選手に対して、球団は柔軟でなくてはならない。野球以外のことを心配していると、良いパフォーマンスは発揮できないから。クラブハウスの中では、新しい選手が居心地の良さを感じ、困ったことを相談できるような雰囲気を作るのは私たちベテランの仕事。快適な環境のほうがより良いパフォーマンスができるというのが私の信条だ」

 昨オフ、佐々木朗希投手が加入した際には背番号「11」を譲り、「72」に変更。佐々木に限らず、新参者に少しでも“ホーム”と感じてもらえるよう日々グラウンド内外で気を配り続けている。

 日本でも昨年、佐々木麟太郎内野手が花巻東高(岩手)から米国の名門スタンフォード大に進学。昨オフには森井翔太郎投手が桐朋高(東京)からアスレチックスとマイナー契約を結ぶなど、10代で海を渡る選手が増えている。困難にあってもブレない目標を持ち続けることはもちろん、柔軟にサポートしてくれる環境選びも重要であることをロハスの言葉は教えてくれる。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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