[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

女子ホッケー湯田葉月、豪州挑戦の理由 五輪落選後に下した「自分のために」戦う決断

湯田はオーストラリアで新シーズンのスタートを切った【写真:もろだこずえ】
湯田はオーストラリアで新シーズンのスタートを切った【写真:もろだこずえ】

オーストラリアでの1シーズンに「がむしゃら」にチャレンジ

 思い返せば、2012年以降、自分の競技生活は、五輪のサイクルとリンクしていた。

 ロンドン五輪の予選で、ホッケーへの情熱が蘇り、五輪が目標になった。リオ五輪では次の大会で結果を残すことを決意し、東京五輪はあと一歩のところで出場が叶わなかった。五輪とともにあった競技人生も、ここで一旦、区切りとする。

「今まではチームのこと、代表のこと、いろんなことを考えながら競技を続けていましたが、競技人生を終える前に、自分だけのためのトライをしたい。オーストラリアでは本当に、がむしゃらに、失敗してもいいぐらいの気持ちで、チャレンジしてきます」

 まずは、1シーズンにすべてを懸ける。その先のことは、まだ何も考えていない。初めてスティックを握った日から19年。 湯田葉月の、第二の競技人生が幕を開けた。

■湯田 葉月 / Hazuki Yuda

 1989年7月11日生まれ、大阪府出身。中学1年生でフィールドホッケーを始める。羽衣学園中学校、羽衣学園高校を経て天理大学に進学。卒業後、2013年にコカ・コーラウエスト株式会社に入社。コカ・コーラレッドスパークス(ホッケー日本リーグ)に所属する。高校3年時、初めて代表に選出。ホッケー女子日本代表 “さくらジャパン”として14年FIH女子ワールドカップ(オランダ・ハーグ)、16年リオデジャネイロ五輪に出場。今年2月、コカ・コーラレッドスパークスを退団し、4月からオーストラリア・メルボルンのキャンバーウェル・ホッケークラブに所属。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

1 2 3 4 5

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集