「違った景色を見てみたい」 横峯さくら、クラブ契約フリーで歩む優勝への道
日本ではメジャー2勝含む通算23勝を挙げ、2004年のプロテスト合格以来、女子ゴルフ界を牽引してきた横峯さくら。プロ16年目を迎える今年は、2014年以来の国内ツアー優勝、そして米LPGAツアー初優勝に向け、「チャレンジの年にしたい」と話す。「THE ANSWER」の独占インタビューで見せた横峯の競技者としての横顔、そして女性の幸せとゴルフとの向き合い方など、全2回シリーズでお届けする。
14年間サポート受けたクラブメーカーを離れ「今年はチャレンジの年にしたい」
日本ではメジャー2勝含む通算23勝を挙げ、2004年のプロテスト合格以来、女子ゴルフ界を牽引してきた横峯さくら。プロ16年目を迎える今年は、2014年以来の国内ツアー優勝、そして米LPGAツアー初優勝に向け、「チャレンジの年にしたい」と話す。「THE ANSWER」の独占インタビューで見せた横峯の競技者としての横顔、そして女性の幸せとゴルフとの向き合い方など、全2回シリーズでお届けする。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
2019年。女子プロゴルファー、横峯さくらは大きな決断をした。昨年まで14年間ともに戦ってきたクラブメーカーを離れ、クラブ契約フリーという立場を選んだ。「悩みましたし、不安もありました」と正直な気持ちを明かすが、それを上回ったのが「何かを変えなきゃ」という思いだった。
「今まで14年間、ずっとお世話になって感謝の気持ちでいっぱいです。でも、今年は心機一転、チャレンジの年にしたいと思って。右も左も分からない状態からのスタートになりますが、その決断は大事だと思ったんです」
LPGAツアーを主戦場としたのが2015年。当初は「優勝できればいいな、くらいだったんです」という思いは年々強まり、「今は本当にすごく優勝したいですし、優勝して違った景色を見てみたいです」と目を輝かせる。心の中で大きくなる思いを叶えるために、自分は何ができるのか――。
「アメリカに行ってから、すごくトレーニングをするようになったし、練習量も増えた。パフォーマンスが伸びない理由を考えた時、私に何か原因がある、スイングに問題があるんじゃないかって、自分に矢印を向け続けていました」