アスリートへの「遊ぶ暇あるなら練習しろ」批判どう思う? “大谷アート”で話題、達人級に立体パズルを極めるド軍左腕に聞いてみた
アスリートにとって趣味の時間は「間違いなく有益なこと」
SNSの発展により、プロアスリートが競技以外のことを発信する機会も増えた。趣味などのプライベートもその一つ。親近感が増して喜ぶファンがいる一方、一部からは「そんなことをやっている暇があるなら練習しろ!」といった声も聞かれる。
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アスリートといえど、一人の人間。1日24時間すべてを練習に費やしているわけではない。一般人と同様に休息や息抜きも必要だ。ただ、勝利や記録といったファンの期待を常に背負うアスリートは多大な努力と犠牲を払い、清廉で愚直に競技に打ち込んでいるイメージが先行しやすいことは否めない。
そうした背景を踏まえた上で、ドレイヤーは「もちろんそれは理解できるよ。仕事のために練習している時は、着実に、意図を持ってやることがとても重要。競技から離れる時間も意図を持ってやらないと」と持論を述べた。
一方で「両方やるのはいいことだと思う。野球以外に何かやることがあるのは間違いなく有益なことだ」と息抜きの大切さも説く。ドレイヤーにとってはルービックキューブや読書、チェスといった「頭を使うもの」がそれにあたる。
ルービックキューブは「解決法が複数あり、同じゴールに辿り着くために全ての手法を理解している必要がある」点が野球と共通するという。そういう点で競技に役立つところはあるが、ドレイヤーが毎日触るのは、あくまで「楽しむため」だ。
日々の試合はうまくいくことばかりじゃない。ネガティブな気持ちを引きずってしまっては、次の登板にも影響する。一心不乱に夢中になれる趣味は、そんな時に切り替える助けになってくれる。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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