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なぜ、中村俊輔はFKが上手くなれたのか “今さら聞けない疑問”で明かす天才の極意

日本サッカーを代表する「FKの名手」といえば、この男が思い浮かぶだろう。中村俊輔。ジュビロ磐田で23年目のシーズンを迎えるレフティーはいかにしてFKのテクニックを磨いたのか、参考にしたいサッカー少年も多い。「THE ANSWER」では独占インタビューで“今さら聞けない疑問”を敢えて直撃。すると、意外なFK上達ストーリーが浮かび上がってきた。

中村はFKの名手となる過程には、2つの分岐点があったと振り返った【写真:JUBILO IWATA】
中村はFKの名手となる過程には、2つの分岐点があったと振り返った【写真:JUBILO IWATA】

どうすればFKが上手くなる? 独占インタで告白、名手の「2つの分岐点」とは

 日本サッカーを代表する「FKの名手」といえば、この男が思い浮かぶだろう。中村俊輔。ジュビロ磐田で23年目のシーズンを迎えるレフティーはいかにしてFKのテクニックを磨いたのか、参考にしたいサッカー少年も多い。「THE ANSWER」では独占インタビューで“今さら聞けない疑問”を敢えて直撃。すると、意外なFK上達ストーリーが浮かび上がってきた。

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 これまでにJリーグで決めた直接FKは、実に24ゴール。もちろん歴代1位の数字で、2位の遠藤保仁(ガンバ大阪)が17ゴールなのだから偉大さがより際立つ。昨年、英紙「スコティッシュ・サン」による「世界ベストFKキッカー10傑」にも選出されているように、その名は世界にも轟いている。

 しかし、2月19日に発売された自身の著書「中村俊輔式 サッカー観戦術」において「プロになるまではFKに対して特別な意識は持っていなかった。得意としているプレーのひとつという感覚くらいで、あまり深く考えていなかった」と明かしている。今でこそ自らの代名詞ともいえるFKだが、高校時代までは強いこだわりを持っていなかったというのだから驚きを隠し切れない。

 では中村俊輔は、いかにしてFKの名手と呼ばれるまでになったのか。

「振り返ってみると分岐点は2つあった」と語る。

 1つ目は、サッカーを初めて間もない幼少期から小学校時代までさかのぼる。「FKに対して特別な意識は持っていなかった」と先述しているが、もともとキックに対するこだわりは強かった。さらに噛み砕いて言えば、技術の向上には人一倍の熱を持って取り組んでいた。

 具体的な練習方法として夢中になっていたのが「壁当て」だ。

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