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【独占】井上尚弥インタビューvol.2 BOX界の“変化”を歓迎「誰が強いかわかりやすくなった」

ロドリゲスのパンチのパターンはだいたい読めたという【写真:荒川祐史】
ロドリゲスのパンチのパターンはだいたい読めたという【写真:荒川祐史】

ロドリゲスを生視察「パンチのパターンはだいたい読めた」

──そうした中で12月、WBSSバンタム級準決勝で対戦するIBFバンタム級王者のエマヌエル・ドロリゲス(プエルトリコ)がキューバで77日間の合宿に入ったと海外で報じられました。ロドリゲス選手もシャープなパンチが持ち味で、19勝12KO無敗という素晴らしい戦績のチャンピオンですが、井上選手を倒すためにはそれくらいハードな合宿が必要ということですね。

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「キューバはアマチュア大国で、軽量級のトップ選手がすごくたくさんいますからね…。と言っても、行ったからといってそんなに大きく変わらないとも思います。でもロドリゲスのやる気の問題ですよね。そこは感じます。こっちもモチベーションが上がります」

──井上選手もどこか合宿へ行きますか?

「ハワイに行きたい。(ここ数年恒例となっている合宿地)熱海はちょっと飽きてきたかな(笑)。冬は寒いですしね。せめて沖縄ぐらいに。1月また熱海で下半身強化の合宿をすることが決まっていますけど…。まあ遠くないですし、環境も整っているんですけどね」

──井上選手は昨年11月、米フロリダ州まで飛んでWBSS準々決勝、ロドリゲスの試合を生観戦しています。リングにも上がりましたし、現地では“井上コール”も起きたとか。

「会場に来ている人はボクシングファンですから。それは感じましたね。ボクシングの会場であれば海外でもそういうのはありますね」

──実際に試合を見た上で、もうロドリゲス選手をイメージして練習しているのですか。

「だいたいイメージしています。12ラウンドを生で見られて、パンチのパターンとかはだいたい読めました。体つきも分かって背丈も変わらないですし、ちょっとスタイルは自分と違いますけど、カウンターのパターンとかはけっこう単調ですね」

(第3回へ続く)

(渋谷 淳 / Jun Shibuya)

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