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“隠れ日本代表”も加われば「かなり強い日本に」 5度目のW杯への本音、新生ジャパンでLO転向も意欲――リーチマイケル・インタビュー

世界トップ4を目指すチームでリーチは役割に変化を感じている【写真:(C)JRFU】
世界トップ4を目指すチームでリーチは役割に変化を感じている【写真:(C)JRFU】

リーチ自身には役割に変化「常にチームのことを考えながら」

 直近のイングランド戦に加えて、秋にもニュージーランド、フランス、再びイングランドと、世界トップクラスのビッグネームとの対戦が続く。勝負自体は相当過酷なものになるが、新たに代表ジャージーを掴んだ選手たちにとってはこの上ない経験を積める試合が続くことになる。若手に出場機会を与えながら、これから代表資格を得る見通しの海外勢とのミックスで、世界トップ4に食い込むチームを作り上げる――。こんなシナリオが見えてくる。

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 期待感が膨らむ新生日本代表で、リーチ自身の役割には変化があるという。

「変わる部分はあると思うんです。今のメンバーを見ると、世界のレベルを知っている選手が少なくなってきている。そこは自分がどんどんアウトプットしていかないといけない。話をしたり、練習でやってみせたり、コーチからのフィードバックを話すことも必要です。コミュニケーションを取ることが重要だし、常にチームのことを考えながらやっていくことが大事になると思う」

 HO堀江翔太(埼玉WK)が昨季で現役を退き、長らくSHとして活躍してきた田中史朗(GR東葛)、流大(東京SG)も引退、代表辞退とチームを去る中で、リーチが日本代表としての経験を新たなメンバーたちに伝えていく役割を担う。2015年までの苦節、そして南アフリカから金星を挙げ、ベスト8に勝ち上がった経緯と誇りを第2次エディージャパンに共有させて、前に進んでいく。いち選手として、桜のジャージーの継承者として、まだまだ35歳の挑戦が尽きることはない。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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