宇野昌磨が「特別な選手」と語る5歳下・鍵山優真との関係 勝負事以上に大事な「火がつく」存在
鍵山を「特別な選手」と表現する理由は「彼のおかげで…」
宇野自身、鍵山を「特別な選手」だと表現する。「2年前は彼のおかげで、競技に対するモチベーションがグッと燃え上がるように火をつけてもらえた」。北京五輪前の2021年、10代だった鍵山がエネルギーを与えてくれた。五輪では鍵山が銀メダル、宇野が銅メダル。日本フィギュア男子を牽引する2人になった。
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鍵山は昨季、左足首の疲労骨折で国際大会は全て欠場。この日は会心の演技後に激しいガッツポーズも見せ、完全復活をアピールした。競争相手となる宇野だが「優真君が再びこの地に帰ってきてくれたことが嬉しい。彼にとってモチベーションになれるような選手で、今シーズン居られるようにしたい」と喜びを口にしている。
ハイレベルな争いは「やる分にはたまらない」と笑いながらも「自分も『まだできた』と思わされる選手がいることは素晴らしいこと」と前向きにとらえている。この日の演技にはステファン・ランビエールコーチも太鼓判を押してくれた。「今まで以上に熱意がある、良かったと言葉をいただいた。(鍵山とは)勝負事というより、お互いのモチベーションになれるような選手で居続けたい」。25日のフリーでも互いに刺激を与える演技が見られるはずだ。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)