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【アジア大会ライター取材日記】インドネシアの国技の底力 響いた「ヤァ」「ブゥ」

連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。3日目はバドミントンを取材。地元のインドネシアにとって国技の競技で見せた「底力」とは――。

バドミントンは多くのインドネシア国民が注目し、誇りを持っている競技【写真:平野貴也】
バドミントンは多くのインドネシア国民が注目し、誇りを持っている競技【写真:平野貴也】

バドミントンが国技の開催国インドネシア、観衆の熱気が試合を大きく左右

 連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。3日目はバドミントンを取材。地元のインドネシアにとって国技の競技で見せた「底力」とは――。

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 取材3日目は、バドミントンの団体戦を取材しました。男女とも準決勝で日本と地元のインドネシアが対戦しました。相手の地元。アウェーの雰囲気が生まれることは、読者の皆さんも想像できると思いますが「インドネシア」と「バドミントン」の関係は、想像を超える雰囲気でした。アジア大会の面白さの一つに、開催国の特色があります。取材2日目にカバディを取り上げましたが、2006年にドーハで開催されたときは、総合体育館でカバディが最も人気で人が入り切れませんでした。本場のインドが近く、インド系のカタール国民が多いからです。国によって、競技の盛り上がり方は大きく変わります。

 さて、バドミントンですが、インドネシアでは国技です。日本も最近は成績が伸びているので注目度は高まって来ていますが、比ではありません。前日(20日)の準々決勝でも、メインプレスセンターではインドネシアの試合がライブで配信され、女子が韓国を破った瞬間は、拍手が起こりました。多くのインドネシア国民が注目し、誇りを持っている競技なのです。

 試合でも、やはりインドネシアの観衆の熱気が試合を大きく左右しました。先に行われた女子の第1シングルスは、山口茜選手(再春館製薬所)が出場。先月の世界選手権で銅メダルを獲得しており、最新の世界ランクは2位です。まず白星発進を決めたいところでしたが、1-2(16-21、21-9、18-21)で敗れてしまいました。最初の1本をインドネシアの選手が取っただけで、会場はもう勝ったかのような盛り上がり。選手は試合の流れを読んで力のかけどころを作るものですが、単なる1点がとても重要な1点に思えてくる雰囲気は、試合のペースコントロールを難しくします。試合が進むと、歓声は得点時以外にも沸くようになり、ラリー中にインドネシアの選手がシャトルを打つと「ヤァ」、相手が打つと「ブゥ」と掛け声が飛び、「ヤァ」、「ブゥ」、「ヤァ」、「ブゥ」のラリーが続くうちに、1点の重みが増していくような雰囲気が生まれていきました。

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