世代最注目だった安田祐香、22歳の現在地 過酷さ知るプロ4年目、手応えの裏に「自信と不満」
デビュー4年目、自身の現在地は「追求していけている状態」
2020年のプロデビューから4年目。ファンの人気も高く、優勝を期待される存在だ。そんな安田は自身の現在地について「そうですね……」とちょっとだけ考えて、こう話した。
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「波に乗れれば行けると思う。最近はいいプレーも増えてきて、それをどうしたらもっと山下(美夢有)さんみたいに爆発的なスコアが出せるか、追求していけている状態。自信はあるけれど、ショットが散ったりしたら不満が大きくなる。でもそれがあるから、課題を見つけて練習ができる。いい試合ができていると思います」
ツアー初優勝ももちろん目標の一つだが、目指したいのは毎試合安定して上位に顔を出す選手。「体の状態がいいと、ずっと試合に出続けてしまう傾向がある。もう少しポイントに余裕ができたら休む週も作りたい」。余裕を持って秋を迎えられるのがベストだ。
今季の状態は悪くないが、まだまだショットとパットがかみ合う試合はない。次戦は22日開幕のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)。ラフが長く、体がいつも「やられている」印象のあるコースだ。「気を付けてやらないといけないですね。今日のように、フェアウェーに乗せていければ」。これまでと違った手応えもある中で、成績に繋げていけるか注目だ。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)