山下美夢有、ボランティアにも礼を尽くす女王の流儀 根本にある「一番怒られた」少女時代の記憶
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。首位で出た山下美夢有(加賀電子)が3バーディー、ボギーなしの通算17アンダーで今季4勝目をマークした。ツアー通算10勝目は、3日間首位を譲らない完全優勝。その裏に、ボランティアやコースにまで感謝を忘れない礼儀正しい振る舞いがあった。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)
ニチレイレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス最終日が18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6621ヤード、パー72)で行われた。首位で出た山下美夢有(加賀電子)が3バーディー、ボギーなしの通算17アンダーで今季4勝目をマークした。ツアー通算10勝目は、3日間首位を譲らない完全優勝。その裏に、ボランティアやコースにまで感謝を忘れない礼儀正しい振る舞いがあった。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)
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3日間で叩いたボギーはたった1つ。抜群の安定感で優勝した山下は、初日から18ホールを回り終えると感謝を体で示していた。
まずは同伴競技者と握手やハグで称え合い、去る前にコースへ向かって一礼。そして、スコアボードを掲げて回ってくれたボランティアらに「ありがとうございました」と直接伝え、笑顔で握手を交わしていく。
一連のシーンは日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式インスタグラムでも動画で紹介され、その礼儀正しさがファンの注目を集めていた。山下に聞くと、少なくとも大阪桐蔭高時代からやっていることだという。
「やっぱり(コースを)使わせてもらってるっていう思いがあるので『ありがとうございました』っていうのはやってますね。ボランティアの皆さんにも、やっぱりこの暑い中18ホールついて回ってくれて、っていう思いでやってます」
この行動は誰かに教わったわけではない。ただ、ゴルファーとしての礼儀、マナーを教えてくれたのは父・勝臣(まさおみ)コーチと、母・有貴さんだった。