女子ゴルフで生まれた「通算+35」の深層 首の寝違えから“スイングの沼”に陥るまで
きっかけは4月の首の寝違え「スイングの考え方が変わった」
――1年を振り返ると。
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「優勝した試合でもショットが曲がったりしたことは多かったです。パッティングやグリーン周りでスコアを作れたことは良かったですが、開幕からショットのイメージがつかない中、(4月に)首を寝違えて2週間、お休みしてスイングに対する考え方が変わりました。そして、ちょっと『スイングを変えないといけない』と思って取り組んできました。海外(メジャー戦)に行ったことによって、それはいい方向に行ったと感じてはいましたが、帰って来てパッティングに悩みました。その後、(日本)女子オープンぐらいから、自分の思うような球が打てなくなってきました。なので(スイングを)変えたことが原因だったのかなとは思います」
――オフはイチからスイング作りをする感じでしょうか。
「そうですね。今はティーショットを打つことが怖いですし、恐怖があるので、本来はクラブを握らず、リセットしてゼロから積み上げる気持ちでやりたいなという思いはあります。それが本心です」
――師匠のジャンボ(尾崎将司)さんからは、どんなアドバイスを受けていますか。
「(指導を受けに)行けていないので……」
――オフに入ってからは、行かれますか。
「はい。練習はジャンボ邸でしていきます」
――調子が悪くなってから、ゴルフをしたくない気持ちにはなりましたか。
「『やりたくない』と思ったのは、今週ぐらいで(笑)。それまでは、アイアンで何とかなったりでした。ここ数試合もティーショットでドライバーをほとんど使わなかったのですが、それでもイーブンぐらいでは回れたりして、『ティーショットだけ』という感じでした。なので、『原因を早く見つけて直したい』と思ってきました。そこでいろんなことを試す中で、アイアンショットにも影響が出てきました。ただ、それをやったことに後悔はないので、オフにしっかり見直したいです」
――いろんなクラブを試すことはしますか。
「優先順位はスイング(の修正)です。まずは、ノーマルな状態に戻してから、そのスイングに合ったクラブ選びをしたいと思います」