フィギュアのルール改正、選手への影響は? 今季の演技に見える変化と新時代の“戦略”
新たなコレオシークエンスでは「限界のない変化」が求められる
実は、スパイラルやイーグル、ハイドロブレーディングといった柔軟性が必要な技は、選手によっては「得意な方向は1つだけ」というケースも多い。女子にとっては難しいイーグルに着手する選手も増えていくだろうし、男子がスパイラルを入れるケースも出てくるだろう。
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マリニンのように、見たこともない跳び技を詰め込んだコレオシークエンスも、新たな試みだ。振付師にとっても選手にとっても、限界のない変化が求められるのが、新たなコレオシークエンスなのだ。
「スピン」「ジャンプ」「滑り」、すべての面で新たな動きが必要になる今季のルール改正。選手にとって大変ではあるが、どれもが個性を引き出すものばかり。未知の技へいかに柔軟に対応していくか、フロンティアとしての力が問われている。
(野口 美惠 / Yoshie Noguchi)
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