身長175cmで飛距離270y 17歳アマ馬場咲希、全米女子OP出場の逸材と父の二人三脚
父と時にケンカもサポートに感謝「恩返しをしていきたい」
馬場も父の思いと動きに感謝し、時に「ありがとう」と感謝の思いを伝えている。だが、コース上でケンカになることもあるという。
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「日本女子アマ最終日、最後18番のバーディーパットを打つ前、お父さんが『スライスだよ』と言うので、その通りに打ったら決まって、日本女子オープン最終予選会出場権を得られるトップ10に入りました。でも、ブリヂストンレディス最終日の16番パー5では、私がティーグラウンドが前になっていた意図を分からず、4番アイアンで安全に右のほうに打ったら、すごく怒ってきました。『なんで2オンを狙うマネジメントをしないんだ。それじゃ、プロになってもファンがつかないぞ』って。17番でもクラブ選択に迷って、『どうしよう』と聞いても無視されました(笑)。そういう時、私も反発しますが、帰りの車では普通に話しています」
女子ゴルフ界では珍しくはない父子の二人三脚。だが、馬場父子の立ち位置は、全米女子オープン出場でより高くなった。同大会予選通過で、全米女子ジュニア選手権、全米女子アマ選手権(8月11~14日)の出場権を獲得。渡航費用は、全米女子オープン出場前、哲也さんが奔走して獲得した12社のスポットスポンサー契約料に加え、今後、実施するクラウドファンディングでカバーするつもりだ。娘のために全力を尽くす哲也さんは、支えてくれる周囲に深く感謝している。
「今年からアマチュア規定が大幅に変わって、スポンサードを受けられることはとても大きいです。これからもしっかりと恩返しをしていきたいです」