身長175cmで飛距離270y 17歳アマ馬場咲希、全米女子OP出場の逸材と父の二人三脚
実は小技も得意、全米女子OP予選会はボギーなし通過
「会場で大好きな(ネリー・)コルダさんを見つけて、興奮しました。『やばい』『やばい』と言いつつ、通訳さんと一緒に『写真を撮っていただいていいですか』とお願いしたら、『もちろん』と答えてくださいました。もう、めちゃくちゃカッコよかったです」
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渋野日向子とは練習ラウンドし、畑岡奈紗、笹生優花らにも挨拶。大舞台に立てた喜びを感じながら結果も残した。通算3オーバーで予選ラウンドを午前中に終えた時点では80位台だったが、後続がスコアを崩したことで馬場が59位に入った。
「終わった時点では諦めていて、『アメリカを楽しもう』と思いながら練習していましたが、晩御飯を食べるタイミングで62位に上がっていることを知りました。そこからは、ずっとスコア速報を見ていました(笑)」
文字通り、夢のような1週間を過ごし、決勝ラウンドでは持ち前の飛距離もアピールした。だが、目を見張ったのがアプローチ、パットだ。
「1、2メートルの微妙なパットがよく残りましたが、それが入っていました。アプローチもグリーン周りが硬くて難しくて、ウェッジで打てない時はパターで転がして寄せることができました」
実は父・哲也さんが「宝くじを当てるつもりで」とエントリーした全米女子オープン日本予選会で、馬場は36ホールをボギーなしで回っている。ショットについては「荒れていた」というが、山梨・フォレスト鳴沢GCCなどで磨いてきたアプローチ技術が生き、キャディーを務めた哲也さんは「よくしのいでいました」と証言。馬場自身も、「これまでもよくグリーンを外してきたので、だんだんと寄せられるようになってきました」と明かした。