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2023年W杯へ猛アピール 慈善試合で躍動、ラグビー日本代表“予備軍”で輝いた2人とは

ウルグアイ&フランス戦へ、正代表への昇格は狭き門

 このフィジカルの強さを、辻本人は「体の準備というのを一番に考えている。ウエートトレーニングにプラスして、体の中心や体全体の使い方だったりを意識して取り組んできた。例えば腹筋や肩甲骨、おしりの筋肉という、自分のパワーが一番発揮できるところをしっかり伸ばして、パワーを出すために必要なトレーニングを、チームセッション以外でも自分でしっかり考えながらやってきました」と説明する。

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 BK(バックス)以上に体力を消耗するFWながら、辻を80分間起用した堀川HCは「60分くらい(のプレー時間)と話していたが、怪我人の状況で(起用を続けた)。疲労も見ている限りなかったし、非常にいいパフォーマンスをしてくれた」と強靭なフィジカルと無尽蔵の運動量を称賛した。

 18日からは日本代表が、ウルグアイ、フランス両代表と各2試合を戦うテストマッチ4連戦が始まる。エマージングブロッサムズのメンバーで戦うのは、次のウルグアイとの第1テストまで。同第2テストとフランス戦は宮崎合宿中の正代表で戦うことになるが、数人の選手はエマージングブロッサムズからの昇格組になる。

 代表常連組の復帰を差し引けば、正代表への昇格は狭き門だ。代表未経験組では第一関門で根塚、辻がインパクトを残したが、次の最終関門で新たな昇格候補が飛び出すのか。桜のジャージーを懸けた今夏最後のトライアルが近づいている。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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